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『それから、君達に会って、死ぬのが惜しくなった。僕は…この世界がどうしようもなく愛おしいんです。』
長々と自分の生い立ち語りを全て聞いてくれた与謝野。
与謝野は僕の話を聴きながら、時折怒り、それから悲しそうな顔もしていた。
それから、与謝野が口を開こうとした瞬間だった。
寝ていたはずの皆が僕へと抱きついてきた。
『何、君達起きてたの？』
太｢割と初めから。｣
みんな？と聞けば、コクリと頷く彼等。
僕は頭に手を当てて、大きく溜息を吐いた。
『君達なぁ…まぁいいや。聞いても面白くなかっただろうに。与謝野さんも悪かったね、こんな話を急にして。』
君達といると話さなくてもいい事まで話してしまう、と笑う。
与｢Aが話してくれたんだ。妾はどんな話だってアンタの話、聞きたいよ。｣
敦｢僕も、もっとA君とくだらない話とかもしたいな。｣
それから続くように谷崎兄妹や、乱歩、賢治が僕ともっと話したいと言う。
僕は何だか照れくさくなって、頬をポリッと掻く。
それから、眉を下げて笑い、ありがとうと皆に伝えた。
太｢というか、なんでその話私が1番じゃないのさ。Aとの付き合い1番長いの私だろう？｣
僕は太宰の言葉に違うよ、と答える。
『僕と付き合いが1番長いのは森さんだよ。僕を初めに拾ったのがあの人で、太宰との空白の時間も何度か会ってたし。』
そう云えば、何かショックを受けたようにへなへなとベットに倒れ込んだ太宰。
僕はそんな太宰を放っておいて、与謝野へと話しかける。
『与謝野さん、僕の熱って下がったの？』
すると、与謝野はあぁと笑い、こう言った。
与｢あぁ、アンタ1日寝てたからね。｣
『1日…？体調不良ってだけで…？え？まじか。はぁぁぁ、ご迷惑お掛けしました。』
僕はここにいる皆の服が変わっていないのを見て、皆にそう謝った。
与｢こんなの迷惑でもなんでも無いさ。ほら、元気になったならご飯食べに行こうか。｣
そんな与謝野の言葉を号令に、僕らは部屋を出た。
──────
ここまで読んでくれてありがとうございます！
実はこれギリギリまで迷ってて。
守矢が皆の前ではニコニコして我慢するんだけど、やっぱりきつくて、1人になれるところまで避難してそこでヤバってなって、ぶっ倒れるってのとこれで迷ってて。
でも、守矢が成長したってのを描きたかったからこっちにしました…
今度青の時代ら辺でぶっ倒れる守矢書こうかな…
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麗夜(プロフ) - 碧さん» コメント、ありがとうございます。よければ長いんですが続編移行の所を読んでくれると嬉しいです。 (2021年10月2日 1時) (
レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 夢主に女装?させてください！ (2021年10月2日 1時) (レス) id: 044844ac69 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 明日香ちゃん文すとの世界に来てほしい。 (2021年9月15日 20時) (レス) id: 0f5622965b (このIDを非表示/違反報告)
桜三ツ木(プロフ) - でも、すごくよかったですよ！なので気にしないでください。あと、私も女子会一回ぐらいしかしたことないので。これからもがんばってください！ (2021年9月8日 23時) (レス) id: 19095acc19 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 桜三ツ木さん» ご希望に添えず申し訳ないです、、女子会というものを非リアの私はした事がなく、女子会かぁぁと悩み、まぁ色々調べて見て、これでも一応頑張って書いたんです… (2021年9月8日 0時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗夜 | 作成日時：2021年8月1日 18時
