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『ざーんねん。外れだ。』
へらっと笑いながら、顬から拳銃を離す。
フョ「外れでしたか。このロシアンルーレットは、毎回シリンダーを回してもいいんですよね?」
『あぁ、そういうルールだ。結末が決まってるゲームなんて面白くないからね。』
僕は持っている拳銃を地面へと置いて、フョードルの方へと蹴飛ばした。
フョ「意地でも近づいてくれないんですね。」
『近寄りたくないからね。はっきり言うと、今の距離でも、もう少し離れたいくらいだから。』
あははと笑って見せれば、フョードルは一瞬きょとんとする。
フョ「ちゃんと笑った貴方を見るのは初めてです。」
『は、何それ。気持ち悪っ。お前の前で二度と』
笑わねぇ、そう言い終わる前にフョードルが自身の顬に銃口を向け、引き金を引いた。
『……外れ、だね。』
織「おい、A…止めろ。」
織田がそう云う。
僕は織田の方を向くと口を開く。
『心配しないでよ。僕には織田さんが着いてるから。』
フョードルには分からないだろう、言葉。
織田さんが着いてる、これは織田の異能があるから大丈夫だよ、という事。
織田の異能は数秒先の未来を見れる。
今から回す加減で空砲か、否かの未来を見て、空砲ならばそのままの力加減で、もし弾が入っているところなら少しだけ加減を変えて、とすれば僕はこのゲームに負けることは無い。
織田は直ぐにその意図を察すると、俺はほかの連中を助けてくる、そう云って霧の中へと消えていった。
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麗夜(プロフ) - 碧さん» コメント、ありがとうございます。よければ長いんですが続編移行の所を読んでくれると嬉しいです。 (2021年10月2日 1時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 夢主に女装?させてください! (2021年10月2日 1時) (レス) id: 044844ac69 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 明日香ちゃん文すとの世界に来てほしい。 (2021年9月15日 20時) (レス) id: 0f5622965b (このIDを非表示/違反報告)
桜三ツ木(プロフ) - でも、すごくよかったですよ!なので気にしないでください。あと、私も女子会一回ぐらいしかしたことないので。これからもがんばってください! (2021年9月8日 23時) (レス) id: 19095acc19 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 桜三ツ木さん» ご希望に添えず申し訳ないです、、女子会というものを非リアの私はした事がなく、女子会かぁぁと悩み、まぁ色々調べて見て、これでも一応頑張って書いたんです… (2021年9月8日 0時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2021年8月1日 18時