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僕のこの【私が死について語るなら】は、自分を中心として波動のような、オーラのようなものが地面を伝って最大、半径50米程に広がる。
それに触れれば異能に精神へと侵入される、そんな原理の異能だ。
これを避けるのは案外簡単で、その波動が広がっていく波に合わせて、足を地面から退ける事。
しかし、僕が直接触れ、異能を発動したならば、触れられた人物は直ぐに異能にかかってしまう。
それに、少しタイミングがズレると広がる異能のオーラのようなものに触れてしまう。
そこが面倒くさいところでもある。
『却説、そんな異能も僕から分離している訳だが。僕が後から来て巻き込んだくせに何を言っているんだ、と思うかもしれない。けど君達、今すぐここから離れ給え。』
敦「Aくん!?」
鏡「……判った。近くにマフィアの上層部だけが使える秘密通路がある筈。そこに行こう。」
鏡花がそう云う。
しかし、中島は僕の方を見ながらでもっ、と迷いを見せている。
『行け、敦君!!ここに居られる方が戦いにくいんだ。』
そう云った瞬間だった。
交わした異能が真っ直ぐに中島へと向かっていく。
否、僕の異能が中島を狙ったのだ。
僕が彼等を庇うと分かっていて。
僕は軽く舌打ちをし、中島を庇うようにして異能の攻撃を受ける。
瞬間、意識が持っていかれる感覚がする。
クラっとふらつく足元。
僕は気絶する前にと、青ざめた顔の中島に最後の力を振り絞り早く行け、と叫んだ。
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麗夜(プロフ) - 碧さん» コメント、ありがとうございます。よければ長いんですが続編移行の所を読んでくれると嬉しいです。 (2021年10月2日 1時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 夢主に女装?させてください! (2021年10月2日 1時) (レス) id: 044844ac69 (このIDを非表示/違反報告)
碧 - 明日香ちゃん文すとの世界に来てほしい。 (2021年9月15日 20時) (レス) id: 0f5622965b (このIDを非表示/違反報告)
桜三ツ木(プロフ) - でも、すごくよかったですよ!なので気にしないでください。あと、私も女子会一回ぐらいしかしたことないので。これからもがんばってください! (2021年9月8日 23時) (レス) id: 19095acc19 (このIDを非表示/違反報告)
麗夜(プロフ) - 桜三ツ木さん» ご希望に添えず申し訳ないです、、女子会というものを非リアの私はした事がなく、女子会かぁぁと悩み、まぁ色々調べて見て、これでも一応頑張って書いたんです… (2021年9月8日 0時) (レス) id: da3d507f78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗夜 | 作成日時:2021年8月1日 18時