一目惚れ ページ16
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『よし!!買い物は済んだし…次いこー』
「次は?」
『ひーみーつー』
次は何処に行こう…
そろそろお腹も空いてきたし。
あっじゃあ、
あそこの店にいこう
『シートベルトした?』
「勿論。」
『はいよ、じゃあしゅっぱーつ』
「おー」
少しここからは遠いな…。
寒いのに、
日差しは強くて
窓側においてあった
大事なサングラスをかけた。
視線を感じて
ふと横をみると、
御幸くんがガン見している。
『な、なに…』
「いや、かっけーな」
『お、おう?』
『あっ度入ってるサングラスあるけど』
「マジ!?」
『そこそこ。着けていいよ』
頭上にかけてあった
コンタクトをつけてない時用の
私のサングラスを、
御幸くんにすすめた。
まぁ御幸くんの事だから、
勿論
サングラスなんて似合ってるわけで。
『格好いいじゃん』
「そりゃどーも」
『ねぇ、』
「ん?」
『私に高校の時会ったの覚えてない?』
あぁー
と御幸くんは前を見ながら
思い出そうとしてるように
声をだした。
私はちゃんと覚えてる。
その時、もうすでに、
私は彼が好きだったから。
『覚えてないなら、いいよ』
「いや、ちゃんと覚えてるよ」
『いいよ。嘘つかなくても』
「嘘じゃないよ。ちゃんと、覚えてる」
御幸くんは、
嘘をついているのか
たまに分からない。
真顔だったり
笑顔だったり
なんとも不思議で
どこか、秘密をもってる人。
そんなイメージだ
別に覚えてなくったって
私を好きじゃなくったって
私は覚えてるし
好きだから
それでいい。
こうやってまた
出会う事ができたんだから
_______恋する乙女。
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作者名:とーりお x他3人 | 作成日時:2016年9月16日 20時