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テスト勉強〈141〉 ページ7

Aside



高島先生からのメールは
今日の王谷戦の詳しい試合内容だった

次の相手は成孔学園ならしい


ぅうーー……行きたいッ!!


準決勝、決勝は連日だからあっちに泊まりになるわけだし

いろいろお金掛かる

交通費に宿泊費、バイトで貯めたお金すぐなくなっちゃうな…


実は、1ヶ月前から
家の近くのファーストフード店で週3でバイトをしている

金曜もシフト入っててバスは無理だから
行くなら新幹線じゃないと試合に間に合わない


新幹線の費用高いんだよね…



高 [ 応援来られそう?
来られるならうちに泊まってもいいけど… ]


えっ……?

高島先生のメールを二度見する


……高島先生のお家に!?


A [ いいんですか!? ]

高 [ えぇ、狭いけど ]

A [ ありがとうございます!! ]



宿泊費が浮くなら交通費にお金掛けても大丈夫だ

あとはテストで点を採るだけ…!!



真希「A?何してんの?」

A「お母さん!来週東京行ってもいい?!
高島先生の家に泊まっていいって」


真希「自分の金で行くなら止めやしないけど…
くれぐれも高島さんに迷惑かけんなよ?」


お母さんの許可も下り、ほぼ確定。

それから夕飯を作ってできたところで
ちょうどお兄ちゃんが帰ってきた


翼「ただいまー」

お母さんとは正反対でけだるそうな声を出すお兄ちゃん


A「あ、おかえり!」

真希「帰ってくんならも少し嬉しそうな声出せよ」

翼「スンマセンね。」


久しぶりに3人テーブルを囲んで食べる

本当はお兄ちゃんと話したいことがあるんだけど
テスト勉強をしないといけない私は

食べ終えてすぐ部屋に戻り
苦手な数学と化学の問題集と戦った


するといつの間にか2時を回っていて
慌ててシャワーを浴びる


それが3日間続いた

自分にしてはあり得ないほどの集中力だと思う


ーーーそしてテスト当日

テストが始まるまでの休み時間もずっと
教科書とにらめっこ


浅「そんなに彼氏に会いたいの?」


必死に暗記してる私に

男に会いたい気持ちが全然わからないと真美は
呆然としながら呟いた


谷「ねぇねぇ!Aの彼氏の写真見せてよ?」

優月ちゃんがキラキラと目を輝かせて言う


A「え……いや、それは…」


いくらなんでも恥ずかしい

それにあれだけ女の子に人気の一也くんを
優月ちゃんに見せて惚れられでもしたら…


考えすぎかもしれないけど
ないとは言い切れないわけで


谷「……もしかしてブサイクとか?ww」

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:あんず | 作成日時:2014年6月19日 16時

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