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修羅場に遭遇〈178〉 ページ45

御幸side



神宮大会は3回戦で敗退し青道もオフメニューに入る


今日の午前練習を終えて
俺はすぐさま薬師高校に向かっているんだけど


御「……なんでお前らまでついてくるわけ?」

俺は振り返り後ろをついてくる奴らに尋ねる


倉「お前のお目付け役としてww」

沢「倉持先輩がなんか楽しそうにしてたから!」

降「天宮に会いたい…」

春「栄純くんに誘われて…」


ライバル校に行くからあんま目立たないように1人で行くつもりだったのに

寮の正面門の前で4人に待ち伏せされていた



御「沢村、絶対騒ぐなよ?」

薬師高校前で沢村に念を押す


沢「しつこいですよ!俺がいつ騒いでんスか!?」

御「日常茶飯事だろ!!」

倉「ヒャハハッ!試合に限らずうるせぇもんな」

俺と倉持の言葉に小湊も降谷も頷く


沢「なぬ!?」



薬師高校に入り、グラウンドに向かっていると

唖然としているAの姿を見つける

側にはがたいのいい巨体女子と向き合ってる真田も居た


……何してんだ?



沢「ぉお!天宮ぁーー!!」


沢村は声を上げてAに大きく手を振る
それに紛れて降谷までも小声だけどAを呼ぶ


あれほど言ったのに初っぱなから叫ぶ奴があるかよ…

沢村のバカさに呆れ果てる


A「あ!沢村くん、降谷くん!!」


そんな二人の姿を見たAはパァッと表情が明るくなった


ま、Aが嬉しそうにしてるからいいか…


目の前にいる巨体女子から俺に視線を移す真田


真「応援団まで連れてきたんだな。てっきり1人で来ると思ってたww」

御「そのつもりだったんだけどな…」


「ちょっと俊平くん!話そらさないで!
この女とはどういう関係なの!?」


巨体女子はAを指して真田に問い詰める


何この状況……?


倉「ヒャハハッ!真田って彼女いたのかよ!」

倉持はからかうように言う


真「違うって。何度も言い寄られてはいるけど彼女じゃねーよ」


御「ははっ!お前も大変だなww」

真「お前らって性格悪ぃんだな…」


「そんなことより、私の応援に来てくれたんじゃないの!!?」

真「いや、だから俺はAちゃんに会いに来ただけだから。俺、Aちゃんのこと好きだし」


真田がそう言うと、巨体女子は目を丸くして
Aに視線を向ける


「このひょろひょろしたチビッ子のどこがいいのよ!?」

A「……ひょろチビ……?」


巨体女子の言葉にピクッと反応したAから
すげぇ怖いオーラが漂い始めた

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あんず | 作成日時:2014年6月19日 16時

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