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素直で天然〈139〉 ページ5

御幸side



王谷との試合に勝ち、準決勝進出を決めたことをAに報告するためメールを打つ


倉「天宮にメールか?」

沢「天宮にこの前写メ貰った!」

降「僕も」


オレの部屋にちょくちょく来る倉持

今日は沢村と降谷まで連れてきた


御「はぁ!?何の?!」


沢村はケータイの画面をオレに見せる

そこに写っていたのはあっちの学校の制服を着たAだった


御「制服姿じゃねーかよ!何でお前が持ってんだ!!」


沢「いや、だって男子制服の天宮しか見たことなかったから、どーなんだろって思って
写メ送ってもらった」

御「人の彼女に何頼んでんだよ…!」

倉「テメェには若菜がいんだろ!!」


頼んだ沢村もムカつくけど
それを送った天然のAには注意しとかないとな


御「で、降谷は何の写真?」

降「近所の子猫……僕に似てるって」

御「よかったな…」


倉「御幸は天宮に何て送るんだ?」

倉持は後ろからケータイを覗いてくる


御「王谷戦勝って、準決勝進出決まったことを報告するだけだよ」

倉「好きだぜとか書かねぇのかよ?ww」


御「それは電話で言ってるしな!」

倉「順調そうでなんか腹立つ!」


倉持の言葉を聞き流しながらメールを打っていると電話が掛かってきた


Aから……?

何の予告もなく電話してくるなんて珍しいな…


オレは騒がしい部屋を出て電話に出る


御「A?どーした?」

A『一也くん……ごめんなさいっ』


電話に出て早々、いきなり謝ってくるA

何かあったのか……!?


不安になる気持ちを抑えて訊ねる

御「なんで謝るんだ?」


するとAは謝ってきた理由を素直に話してくれた


Aの性格上、必死に頼まれたら断れないというのは知ってるから

責めるつもりもない

知ってて合コンに参加したならちょっと怒るかもしれないけど

知らなかったんなら仕方ねぇしな…


御「……触られたりしたのか?」

A『……少し…?』

その返事は少しじゃねぇんだな…


御「今度会ったとき、オレが消毒してやるから。覚悟しとけよ?」

A『え、消毒……?』


オレの言ってる意味がわからないという顔をしてるAの顔が目に浮かぶ


御「わかんないならそれでいいよ。
つーか、Aは素直すぎるっていうか
合コンのこと秘密にしようとか考えなかったのか?」

A『全然考えてませんでした…。逆の立場だったら嫌ですし』


御「そーだよな。……ちゃんと言ってくれてありがとな」

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あんず | 作成日時:2014年6月19日 16時

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