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感動?の再会〈148〉 ページ14

御幸side



いきなり俺の前に出された彼女は俯いたまま
何も言わない

俺の方も何だか気まずい


無言のまま向き合っていると


門「御幸、わからないのか?」

門田先輩は意味深な笑みを浮かべて言った


御「……えっ、まさか…」


沢「天宮ぁー!?」


「「!!??(ビクッ 」」


後ろにいる沢村が突然大声を上げて俺の言葉を遮った


Aもビックリして顔を上げる


倉「何でテメェが言ってんだよ!!」

春「空気読もうよ、栄純くん…」


倉持と小湊に責められ呆れられる沢村



ホント空気読めよな……。

沢村はアレだから仕方ねぇけど



それはさておき

目の前には声しか聞けなかった恥ずかしそうに俺を見上げる愛しい彼女がいる


声を聞くたび、会いたい触れたいと思っていたAが……



御「……夢、じゃねーよな…?」


俺の呟く言葉にAは


A「夢じゃないですよ。現実です!」

と言ってクスッと笑う


その笑顔を見てAを抱きしめようと手を伸ばそうとするのを止める


するとAはキョトンと首を傾げると

自分から俺に抱きついてきた


御「!?ちょっ……A!待て!!
俺、汗臭ぇし、汚ねぇからっ!!離れ……」


A「嫌です!」


Aは俺の胸に顔を埋めたままキッパリ断る


御「……ははっ!会わないうちに甘えん坊になったなww」


Aの頭を撫でながら言うとAはゆっくりと顔を上げて、頬を膨らませた


A「一也くんはさらに意地悪になりました…」


御「そーかもな!」


Aの肩と腰に手を回して存在を確かめるようにギュッと抱きしめる


2ヶ月会ってなかっただけなのに

もう何年も触れてなかったみたいで

少しだけ緊張して手が震えてしまう



倉「お前ら、俺らの存在忘れてんだろ…」

前「ほ、ホンマに天宮なんか?!」


ゾノは俺の腕の中にいるAを凝視する


御「Aだよ。この抱き心地は他の誰でもねぇ!」


倉「威張んな変態!!」


倉持は俺のケツを蹴り上げる


春「それにしても、Aちゃんまた可愛くなったね」

A「えっ……いや、そんなこと…///」


小湊の発言に照れるA


御「……小湊、今サラッと口説いただろ?」

春「いや、そんなつもりじゃ…」


沢「春っち!
いくら性格が悪い御幸先輩への日頃の仕返しだからって天宮を利用するのは良くないぞ!!」


春「違うよ!!
誤解させるようなこと言わないで!」


倉「御幸、いつまで天宮抱いてんだよ!」

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:あんず | 作成日時:2014年6月19日 16時

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