絵に描いたような笑顔(真田幸村(bsr)) ページ5
「某にはえがおをみせてくださらぬ」
「政宗さまに向けて笑顔ならよくと出しますが」
幸村はむーっと目を睨みながら、半泣きで首を振った。泣くのは男のロマン…じゃなかった。武士の名が廃る。幸村は耐えた。初恋の女がツンと済ましていて、佐助の本当にお怒りモード三秒前のときほどつれないぐらいに彼女は自分に目を向けてはくれなくて。
「ha!A!帰るぞ」
政宗と信玄は今から出てきた。うっすらと汗の乗った美しい男が、氷のものをとかして、Aはゆるく微笑みながら小十郎よりはあと、しかし不自然に遅れることなく立ち上がり、幸村に例を施した。
「政宗殿」
「今日はNoだ、
「し、然し」
No,No,No
「お熱がこっちにまで伝わってくるぜ、甲斐の虎子」
「政宗様」
小十郎がにわかにたしなめる。政宗はからからと笑いながら、幸村が得たかったものに手を伸ばし、その彼女もまた安心したように一歩踏み出した。
「失礼致します」
氷山のような顔が、信玄に向けて礼儀をむけた。
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侘葉 - 返信に遅れてしまい申し訳ございません。 籠めんとをいただきありがとうございます。そう申していただけたのなら何よりです。こころより、感謝いたします (2018年11月17日 14時) (レス) id: 948d8919a4 (このIDを非表示/違反報告)
伊豆みかん - はじめまして!!こちらの小説がとても好みで、楽しく拝見させていただいております。応援しています、頑張ってください(*^^*) (2018年11月3日 19時) (レス) id: 615a0fa8af (このIDを非表示/違反報告)
侘葉 - いなほんさん» 萌えていただけたらなによりです (2018年8月15日 14時) (レス) id: 0d6fd12c2a (このIDを非表示/違反報告)
いなほん(プロフ) - 侘葉さん» 遅ればせながら拝見しました。つれない姜維さんに萌えました...リクエストを受けていただきありがとうございました! (2018年8月13日 21時) (レス) id: 0de75ad7a5 (このIDを非表示/違反報告)
侘葉 - いなほんさん» 承りました+如何でしょうかご確認ください (2018年7月12日 20時) (レス) id: 044796e3e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:遅黎佗葉 | 作成日時:2018年5月14日 9時