寄り添い ページ10
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「...何をなさるおつもりで?」
「仕事ですよ。データを集計して今後他ユニットのライブやイベントなどを計画してます」
「ご自身の仕事スペースはないんです?」
「ありますが、...気分転換にでも良いでしょう」
日和坊っちゃまの帰りを待つ間、近くの休憩室のようなところで待とうと座ったが...
どういった訳か、目の前にパソコンを開き茨が座った。
確かに私は軍事施設で育ったがこいつと同じ場所出なければ、存在すら今日初めて知ったようなもの。
縁も何も感じない。なぜこいつは私に構うんだ。
疑いの目で正面を見るも、茨の視線は画面に集中している。
だがこれはきっと、意識は自分に向いている。
「茨様はどういったお方で?」
声をかければ、視線だけが交じり合う。
茨は肩を竦め
「おや、自分から素っ裸になれと?なんと破廉恥な!」
ハッハッハ!と面白くもないのに大声で笑った
...今すぐにでもその頭ぶち抜いてやろうか
さっきから感情的になりそうになっている。
少し目を閉じて息を吐いた。
「A、こんな所にいたんだね」
「日和坊っちゃま!お早いおかえりで」
「Aを待たせるのはって凪砂くんも言ってくれてね。」
「私などお気になさらず...」
「大事な子なんだから、気にするに決まってるね。1人で待ってて寂しくなかった?」
「1人?...いえ、問題ありません。」
「ふふ、さぁおいで。帰ろうね」
1人、というのに疑問を感じ茨を探すが既にその姿はなかった。
別に気を抜いた訳でもないのに消えた気配にすら気が付かなかった。
疑問を残しながらも日和坊っちゃまの暖かい手を頭に感じ、そのまま帰路へついた。
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作者名:はなちゃ | 作成日時:2022年9月21日 22時


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