【七種茨】Hug (ページ35)

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照れページ35

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ぼふんっとベッドへダイブする
最近頻繁に使用している茨の部屋にあるベッドは柔らかいのに体をしっかり支えてくれるような最高品質…

風呂も入っていないのに既に寝そうになってしまう

｢んぁ〜、明日…か｣

ついにEdenとして初のライブがある。
メンバー全員が気合を入れていた。

不特定多数の人間が同じ場に集まるのだからかなり警戒が必要になる。

…自分ではまだ足りないと思った。
弓弦様に一度も攻撃が当たらなかったのだから

茨には悪いけど、彼に鍛えてもらうしかないかもしれない。

重い体に鞭を打ってシャワールームへと向かう

｢A、お疲れ様です。｣

｢茨。今終わったんですか｣

｢少し長引いてしまって…これからシャワーです。｣

｢自分もです。｣

目的が同じなため、自然と隣を歩くことになる。
先程したメイクがそのままのせいか、なんだかいつもより色気があってかっこよ……

｢A？｣

｢すみません、お気にならさず｣

｢急に自身の頬を叩く人の事気にするなって無理がありますよ｣

｢茨が悪いんです。｣

｢自分何かしましたっけ｣

私より背が高い彼が覗き込むように顔を見てきた。

少し疲れが出ているも、長い睫毛が揺れ、他人行儀の貼り付けた笑みがない整った顔がすぐそこにある。

｢おや、熱でもあります？｣

｢ないです！｣

必死に顔を逸らし、茨の先を歩いた。

｢ふは、わかりやす｣