5.華がない私の情けない話 ページ5
悲鳴を上げ、絶望で力が抜けそうになる私。
だけど必死で心を奮い立たせ、刀の柄を力強く握りしめた
落ち着いて、私
このまま、私死ぬのかな。
ねえ、戦おう、私
勝てなくて、死ぬのかな。
呼吸が
息が
喉が冷え切る様に冷くなる。
死ぬ?
そんなの嫌だ・・・っ
目から流れた涙が柄に零れ落ちた
「霜天に坐せ、氷輪丸ッ!!!」
そんな力強い解号の声と氷の龍と共に飛び込んできたのは銀色の髪の少年だった
『だ、だれ・・・?』
「おい、お前。」
『は、ハイ!』
「その服装、霊術院生だな。こんなヤツら相手に太刀打ちしようなんて根性あるじゃねぇか
今までよく頑張ったな、もう大丈夫だ」
バサリとなびいていた白い羽織が、やっと背中に落ち着く。
その背中には【十】という数字が刻まれていた
隊長格____
『は、はい。ありがとうございます!』
その人は私を安心させるように優しい目で見つめると。
振り向き、敵を見据えた
「さてと、まずはテメーらから片づける。」
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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