11.華がない私の惚気な話 ページ11
「へーぇ、隊長に虚から助けてもらって好きに___」
『ちょっ、声大きいです副隊長!』
思わず、失礼だとは思ったが口を手で塞いだ
「んんーっ!」
『お願いですから、デリケートな事なので・・・』
「ぷはっ・・・分かったわよ、つまり。隊長の事が好きってこと?」
『まぁ・・・はい、そうなります
でも、私は松本副隊長の様に華やかで明るくもなければ。
卯ノ花隊長の様に誰をも優しく包み込める性格でもない。
それに、髪色や個性だって目立たないですし・・・正直どうすればいいのか分からなくて。』
「うーん、そうね・・・確かに藤村と言えば黒髪に髪を結ってあることと。
目印は何かの模様が入った緑のブレスレットくらいだし・・・」
『やっぱり、隊長を射止めるような女ではないですよね・・・。』
「まぁまぁ、そう落ち込まないで。・・・そうだ、今度の非番に色々買い物しましょ!
そうすればちょっとは目立って良いかも」
『はぁ・・・』
「と、言うわけで___」
「何がと、言うわけなんだ?」
『!?』「きゃっ!!」
声をかけられ、振り返ると。
「お前ら2人ここで何してんだ」
そこには隊長が立っていた
今までの会話、もしかして聞かれてたんじゃ・・・
そう思うと途端に恥ずかしくなって来た
「やーだ、隊長。ビックリさせないでくださいよ」
『・・・すみません、書類を届けに来て副隊長に話かられまして』
「ふーん・・・まぁ良い。とにかく執務室では話すな、話すんなら外いってやれ」
「はーい」
『申し訳ありません、失礼しました』
廊下に出て、しばらく話をした後
副隊長と別れ、部屋へと戻った
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白銀水龍(プロフ) - 更新履歴がありません! (2019年4月12日 6時) (レス) id: e63f949200 (このIDを非表示/違反報告)
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