7.待って ページ8
.
「何をやっておられるのですか?」
「..あっ ごめんなさい」
「あなたに光など必要ないのです」
そう言って日の光をシャットアウトされる。
私は言う事を聞くことしか出来ず、ただ自分の存在を憎んでいたのだ。
そんな記憶も数年前の話..
赤司「どうした?」
「いいや、何でも..てゆうか赤司くん私しかお昼食べる人が居ないなんて..
何なの?ぼっち?」
赤司「黙れ」
そう言って私の頬をつねるのだ。
「赤司くんバスケ部だよね?」
赤司「あぁ」
「黒子くん 黒子テツヤくんって居る?」
赤司「居るが..どうかしたのか?」
「友達だから..気になっただけ」
赤司「..そうか」
愚問かもしれない..
「君は笑う?..もし、今までのことが嘘だったら」
すると、曇り無い笑顔で
赤司「さぁ..俺はそういう事は考えないようにしてるんだ それに、隣に居る君が嘘なんて
あり得ないさ」
私の手を握った。
「..そうだね」
私も彼の手を握り返した。
今ぐらい笑って良いよね..少しぐらい神様だって
私みたいな嘘つきを許してくれるよね
ひらひら ひらひら
落ちてゆく桜色の花弁
待って 待って
もう、少しだけ..待ってよ
.
時はゆっくりと流れる。
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あるば(プロフ) - ニャニャンコさん» ですよね笑似すぎッスわ笑終わり方を好んで頂きとても、嬉しいです(*´ω`*)本当にありがとうございました(゜∀゜ゞ) (2015年4月4日 14時) (レス) id: 2a0623ab10 (このIDを非表示/違反報告)
ニャニャンコ - でも、この終わり方すごく好き!! (2015年4月2日 16時) (レス) id: 2f508275fc (このIDを非表示/違反報告)
ニャニャンコ - これ、●月は●の嘘に似てるwww (2015年4月2日 16時) (レス) id: 2f508275fc (このIDを非表示/違反報告)
ちゃるめら(プロフ) - 雅華美さん» ありがとうございます(*^^*ゞ (2015年3月27日 13時) (レス) id: 2a0623ab10 (このIDを非表示/違反報告)
雅華美(プロフ) - いえいえ〜スゴイから、スゴイって言ったまでですよ〜 これからも頑張ってください! (2015年3月27日 13時) (レス) id: e8f1280959 (このIDを非表示/違反報告)
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