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「そうねえ、どうしようかハルヒ。」
「う〜ん私は」
「ああ〜〜お前たちまたそんな距離感で!!!」
「普段ご令嬢とこれくらいの距離で話している人がなにを今更。」
突撃してくる、自称Aとハルヒの父親の環を華麗に一蹴するのはA。
そのあと鏡夜と何やら騒いでいたがAは知らない。
「え〜何、二人とも同じ教科にすんの?
だったら俺らも一緒にするわ〜」
「そ〜そ〜四人で一緒に受けようぜ。」
側からみれば、仲良し四人組のやりとりに周りの女子たちはまたはハートを飛ばす。
飛んだファンサービスだななんて思いながら、そろそろ真剣に悩まねばと思っている時だった。
「だから〜〜おとーさんはそんな距離感許しませーん!!!!」
べりっとAとハルヒの間だけ割いたため、ハルヒと光が、Aと馨で別れてしまう。
「だから何がしたいの。」
「そーだよ殿、それにそんな慌てなくてもいずれバレるって。」
「そうね、だって身体検査近いもの。」
え?と信じられないところから声が上がる。
みればハルヒがパチクリとした表情で、Aを見ていた。
「あら気がついてないの?
今週末は身体検査よハルヒ。」
えええ〜〜〜〜〜とハルヒの叫び声、そしてその事実を失念していたホスト部員と言っても環だけが驚きの声を上げるのだった。
「で、ハルヒと私の正体がバレると、あなたの個人的なデメリットになるから結局ハルヒの正体は隠し通すと、
別にいいんじゃないの?
私は家の事情で絶対にこれ以上にバレるわけには行かないし、当日は休む予定だから、ハルヒのことは頼んだわよ。」
とノータッチであることを宣言するも、きらりと鏡夜が悪い笑顔を浮かべる。
「ほお、Aはハルヒだけに全てを押し付けて逃げるのか?」
「は?」
「それに安心しろ、俺の方で打開策を考えている。
それとも、桐生家は我々鳳家の医療機関を信用されていないと?」
「…全く言葉を詰めますね。
わかりましたよ、どうなっても知りませんからね。」
やや憤慨したように告げたところで、ハルヒが現れた。
「ハルヒ、安心しろ、俺たちがお前のことをしっかり守ってやる、だから俺たちの姫様でいてください。」
確かにその言葉にはAは納得していた。
Aは家の事情だが、ハルヒは元々欺くつもりなどないのだ。
そのために思えば、ここで踏ん張るのも悪くないかとAは小さくため息をついたのだった。
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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2021年11月7日 2時) (レス) @page34 id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - 押し付け的で母親としての愛情を持ち合わせていなかったらしいですよね。そんな割には好みでしたけど。楽しみにしています。 (2019年12月20日 11時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - イライザさん» ありがとうございます。ハリポタシリーズから引き続き拝読している身としてイライザさんの設定や世界観でコードギアスを一度拝見して見たいと思いました。私は個人的にルルーシュが好きです。特にギアスで命令している場面は特に。あと、ルルーシュの母親の愛情が (2019年12月20日 11時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
イライザ(プロフ) - ベルモットさん» コードギアスとりあえず一話みてみました、話の流れとか面白そうですし、主人公の設定も先に見ましたが魅力あふれるキャラですよね。今度書いてみますね。 (2019年12月19日 14時) (レス) id: de44fc9ed6 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - あのコードギアスとかって興味ありますか?もし良かったらコードギアスの夢小説が読みたいなぁと思ってしまいました。世界観や設定が細かくて魅力的なので (2019年12月16日 22時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イライザ | 作者ホームページ:
作成日時:2019年12月13日 17時