検索窓
今日:9 hit、昨日:0 hit、合計:146,402 hit

決着 ページ20

無一郎くんは胴を両断されながらも刀を赤く染めた。

玄弥くんの血鬼術もまだ効果は続いてる。








私より若い子が命を賭して頑張ってるんだから、私も何か役に立たないと!





『漆の型 疾速・天地無双!!』




この技は、数時間前に1回使った。経験上、1日に2回ほどしか使えない。それ以上使えば腕が痙攣してしまう。

だけど、今こそ限界を超える時だ。







助走をつけて空中から刀を振り下ろし、上弦の壱の頸を切り落とすことが出来た。








「不死川、蒼天!!攻撃の手を緩めるな、畳み掛けろ!!時透と玄弥の命を決して無駄にするな!!」


「上等だゴラァァァ!!消えてなくなるまで刻んでやらァァァァ!!」






頸を再生されないために、連続で攻撃する。しかし、身体の形を変えて頸も再生してしまった。


あぁぁ、どうしよう。無一郎くんと玄弥くんの命を無駄にしてしまう。







『お願いだから早く死んで!!その姿気持ち悪いから!!』




その瞬間、鬼はピタリと動きを止めた。かと思えば体がボロボロと崩れだした。








私の言葉が地雷だったのかな。








この際、理由なんてどうでもよかった。

その隙に鬼の体を斬り割いた。









鬼は塵となって消えた。




どれだけたくさんの人を喰った罪深い上弦でも、元は人間。過去の記憶を見たらしく、鬼のいた場所には悲しい空気が漂っていた。









しかし、鬼を哀れんでいる場合ではない。

技の代償として右腕がガクガクと痙攣し始め、出血で意識が朦朧とする。

痙攣する右腕を左手で無理やり抑え、ゆっくりと倒れている実弥の方へ歩いていく。






『実弥……』

「不死川は大丈夫だ。出血は酷いが生きている。意識を失っているだけだ。」









悲鳴嶼さんの言葉に安心して、私は意識を手放した。

失いたくないもの→←命を賭して



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (248 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
674人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , , 不死川実弥
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆりなんぽん - あぁもうハラハラします!せめて、夢主だけでも幸せになって! (2020年6月6日 18時) (レス) id: 3ac698d03c (このIDを非表示/違反報告)
日向鬼@低浮上(プロフ) - 好き好き好き好き好き好き好き好き好き((頑張ってください!最後二人には幸せになってもらいたい…!! (2020年6月1日 22時) (レス) id: 98b52071c9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - もう!不死川くんキュンキュンしちゃうわ!(蜜璃ちゃん風)実弥の落ちが好きになる…! (2020年4月26日 9時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
なるは。(プロフ) - コメントありがとうございます!個々に返信できなくてすみません……でも本当に応援のコメントが励みになっているんです。もう感謝しかないです……これからもこの作品をよろしくお願いします! (2020年4月23日 19時) (レス) id: 091bffa261 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 続編おめでとうございます!!とーってーっも面白いので、応援してます!! (2020年4月20日 14時) (レス) id: 0166b3d8d2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なるは。 | 作成日時:2020年4月16日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。