カゲロウデイズ【おそ松1】 ページ2
8月15日の午後12時半くらいのこと
天気がいい
病気になりそうなほど眩しい日差しの中
おそ「あっちいなぁ」
『そだねー』
することもねぇからお前と駄弁ってた
『夏は暑いし、日焼けするし、いいことないから私は嫌いかな』
おそ「そうか?俺は好きだけどな」
黒猫を撫でながらAはため息をついて呟く。
『あ!猫ちゃん待って!』
逃げ出した猫の後を追いかけて
おそ「っ!!A待てっ!赤だっ!」
飛び込んでしまったのは赤に変わった信号機。
キィーーッ
ドンッ
バーっと通ったトラックが
君を轢きずって鳴き叫ぶ
おそ「A……嘘だろ?」
ここにいるのはあいつじゃない。
ついさっきまで話してたあいつじゃない。
ただの赤いなんかの塊だろ?
兄弟から言われたって、
誰に何と言われようと、
これは、あいつじゃ、
Aじゃ、ない。
血飛沫の色と、Aの香りが混ざり合ってむせかえった。
嘘みたいなカゲロウが
「フッ、brother夢じゃないぜ」
って、嗤ってた
おそ「何、で、お前が……!」
夏の水色搔きまわすよな蝉の声に何もかもが眩んでいった。
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2に続きます!
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作者名:三日月猫 | 作成日時:2017年4月27日 22時