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私の職業は…もちろん獄卒。


けど、そんな鬼らしいことはしていない



私が働く部は一番下の級。

阿鼻から等活までの級があるが、…私はそれより下の級。

別名【拷問をしない獄卒】。そのまんまである。

仕事内容は、拷問武器の手入れ、掃除、新卒の面倒…など

たまに人数不足で拷問をする…ってとこかな





そして、新卒の奴らがぼやく。

「あ〜ぁ、めんどくさい。」

「拷問できないとか…ホントに俺ら獄卒か?ww」

…曇っている空がやけに目に入った

そういう声を聞いている方が嫌になるっつーの。


そう…あの方を見習ってほしい…

「おはよう」

早速ご本人の登場だ。タイミングがいい、そう思った

あの方とは、そう、かの有名なひいらぎさんだ。


ひいらぎさんはこの拷問施設が出来た時から、今までずっとこの下級獄卒に就いている

その理由は「掃除が好きだから」。

私とひいらぎさんの仲良くなった理由の一つである。私の掃除が好きだったので、意気投合したのである


「いやぁ〜、早速愚痴ってんなぁwww若くていいねぇ!」

そう言ってゲラゲラと笑うひいらぎさん。

いや、そんなこと言ってないで注意した方がいいのでは?

そう言うと、ひいらぎさんは

「いちいち言わんといかんのか?そこまで子供じゃねぇんだから、ほっとけばいいだろw」

…いつまで笑ってんだか。


ひいらぎさんは良く言えば心が広い、悪く言えばノーテンキな人である。


「ハッハッハ、そう冷たい目で見るなや!」

「…。」

「やめて、年寄りにはいたわらないとダメだよ?(涙目)」


まぁ、これが日常である。気にしないでくれ。




あ、あと日常と言えばもう1つ…

「あ、今日もワシの家に来るか?」

ひいらぎさんと鬼灯様の3人で、ひいらぎさんの家でくつろぐことだ。


「そりゃあ行きますよ」

「じゃ、残業になんないようにしなよww」

そう言ってひいらぎさんは仕事に戻った。





そうだ、これが日常。


何にも変わらない。









あの時と、何も。

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ハナ(プロフ) - 吟さん» とても好きだなんて…!恐縮です。ありがとうございます (2015年4月5日 14時) (レス) id: 9da6a99201 (このIDを非表示/違反報告)
- とても好きな作品です。更新応援しています。 (2015年4月4日 0時) (レス) id: 032ca086e6 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ゴンドラの唄さん» コメントありがとうございます!嬉しいです(≧▽≦) (2015年3月14日 18時) (レス) id: 9da6a99201 (このIDを非表示/違反報告)
ゴンドラの唄(プロフ) - 面白いです。更新頑張って下さい。 (2015年3月14日 2時) (レス) id: 9b313f5f13 (このIDを非表示/違反報告)
ハナ(プロフ) - ディオ*さん» 返事遅れました!すみません…頑張ります!! (2015年3月12日 17時) (レス) id: 9da6a99201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハナ | 作成日時:2014年9月16日 23時

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