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第弐章 精神裁判開廷__規則 ページ10

「…何か?」

赤の王様が静かにたずねる。
言ってしまったものは仕方ないと、僕はたどたどしく言った。

「え、えーと、あの、おかしくないですか?」

「何がです?」

「ここは裁判所なんですよね?」

「えぇ、そうですよ」

「なら、今のはメチャクチャじゃないですか?
僕…裁判には詳しくないけど…証拠とか、被告人の意見とか、弁護人も…
こんなあやふやな情報で処刑なんておかしい…!」

「あれ、君はこの裁判の規則を知らないのかな?」

トド松が口を挟んできた。
“君”なんて他人行儀な呼び方に違和感しかなかったけど、とりあえずスルーしておく。

「規則…?」


「まずは処刑、判決はその後です」


「馬鹿げてるだろ!処刑を先にするなんて!」

処刑を先にする裁判なんて聞いたことない!
常識的に考えておかしい!



「そうよ!私は白ウサギを殺してなんかいないわ!」



裁判所に凛とした声が響く。
被告人ハートの女王だ。僕の目の端に彼女が見えた。

って、え……?


「何度も言っているでしょう!私は殺してない!」


(トト子ちゃん!!??)

そこには、可愛らしいドレスに身を包んだ僕らの幼馴染み、弱井トト子の姿があった。

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如月慧音花(プロフ) - ひぇ、ありがたいお言葉…!ありがとうございます、頑張ります…! (2020年11月19日 15時) (レス) id: e44a9745ad (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ずっと待ってますよ! (2020年11月12日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
如月慧音花(プロフ) - 僥姫さん» 更新できてなくて本当に申し訳ないです。受験勉強がある上に今はこのお話を書くモチベーションが上がらなくて…。本当に申し訳ないとは思っているのですが、待っていただけると嬉しいです (2020年6月24日 17時) (レス) id: dbf5a4fb19 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - 続きは何処に? (2020年6月24日 12時) (レス) id: b3f17b46d5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:如月慧音花 | 作成日時:2019年12月1日 17時

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