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第参章 被告人アリス__おかしいこと ページ25
「松野チョロ松」
トト子ちゃんと別れ、教室に来た僕は早速イモムシ先生に呼び止められた。
「何ですか?」
「全く…大変なことになったザンス。こんな事が起きるなんてミーは聞いてないザンスよ」
「誰も学校で殺人事件が起きるなんて思いませんよ」
「…おや、チョロ松。チミもそう思うザンスか?」
「え」
いや、普通はそんなこと思わないよね?
「…何でも無いザンス。
こんなところまで来てどうしたザンス」
「えーと……あの、ちょっといろいろ混乱してて、聞いても良いですか?」
「何ザンス。ミーに答えられることだけザンスよ」
先生だったら何か知ってるかもしれない!聞いてみよう!
「先生は見てましたか…?あの精神裁判」
「もちろんザンス」
「どう、思いましたか?」
「どういう意味ザンス?」
「だって、あの、おかしかったじゃないですか!
処刑が先で、判決が後だとか、証拠もないのに人を殺人者扱いしたりだとか!」
「別におかしいことではないザンショ?」
「えぇ!?」
驚いた。まさかイモムシ先生がそんなことを言うなんて。
イモムシ先生は歯と性格はおかしくても、常識はあったはずだ。
普通の…普通の奴だった。
……僕が、おかしいのだろうか。
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如月慧音花(プロフ) - ひぇ、ありがたいお言葉…!ありがとうございます、頑張ります…! (2020年11月19日 15時) (レス) id: e44a9745ad (このIDを非表示/違反報告)
抹茶 - ずっと待ってますよ! (2020年11月12日 0時) (レス) id: 5aab78de35 (このIDを非表示/違反報告)
如月慧音花(プロフ) - 僥姫さん» 更新できてなくて本当に申し訳ないです。受験勉強がある上に今はこのお話を書くモチベーションが上がらなくて…。本当に申し訳ないとは思っているのですが、待っていただけると嬉しいです (2020年6月24日 17時) (レス) id: dbf5a4fb19 (このIDを非表示/違反報告)
僥姫 - 続きは何処に? (2020年6月24日 12時) (レス) id: b3f17b46d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:如月慧音花 | 作成日時:2019年12月1日 17時