蓮巳くんとの高校生活★*ﾟ

蓮巳くんとの高校生活2 ページ3

『こんにちは〜！』

と勢いよく開けた扉の向こうにはもうすでにほかのメンバーが揃っていた。
そして(人1)の姿を見るやいなやピンクの髪のかわいい男の子、姫宮桃李が真っ先に(人1)に抱きついてきた。

『遅いよ(人1)〜！
ボクずっと待ってたんだからね？』

と(人1)の胸に顔を埋める。
(人1)は特に嫌がることもなくくすぐったいよ〜と頭を撫でている。

『ごめんね桃李くん。
私の準備に手間取っちゃって…』

『やぁ、(人1)に敬人。
では昼食を食べた後に今後の予定について話し合おうか。』

生徒会室の天祥院英智がその言葉を発した時には既に桃李が先約とばかりに(人1)を独占していた。

『ねえねえ(人1)！今日はボクと食べよう？』

するとその後から赤みがかった髪の衣更真緒が現れ桃李の頭にビシッとチョップをいれ

『おーい、お前は『今日も』の間違いだろ？
あんまり(人1)先輩を困らせんなよ〜？』

となだめるが桃李には逆効果で

『む〜…いつもうるさいサルだな〜。
別に(人1)は嫌だって言ってないもん』

と売り言葉に買い言葉状態になってしまう。
だがこれがいつもの生徒会の日常なわけで特に誰かが止めることもなく

『あ、じゃあこうしようよ！
今日は真緒くんも一緒に食べよう？
弓弦くんも一緒に食べようよ！ね？』

するとそれまで後ろに控えていた桃李のお付きの伏見弓弦がかしこまりましたと一礼してこちらへとやって来た。

『別に弓弦まで呼ばなくても…じゃあボクは(人1)の膝の上ね〜♪』

その光景を英知はふふふっと笑いながら、敬人はため息混じりに見つめていた。

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