月を恐れる狼と魔女２【ハリー・ポッター】 (ページ15)

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トレローニー先生に部屋から追い出された。テストは？と思ったがまぁいいかな。

走って談話室に戻った。
ハリー達はいない＿自室に戻ると1枚のメモが置いてあった。＿ハーマイオニーからだ。

Aへ
バッグビークが負けたの。私達はハグリッドの元へ行くわ。また、後ほど

『バッグビークが…』

私はそのメモを見るなり、談話室を飛び出してハグリッドの小屋へ向かった。体力に自信を持っていたがさすがに疲れてきた。

城を出て小屋に向かう途中、黒い犬がいた。＿あれはきっとシリウスだ。

『ごめんね、今日は急いでるの！』

彼を置いてハグリッドの小屋の方へ再び向かおうとしたが、そうとはいかなかった。

"いつもの場所に今すぐ来い。"
そう言っているようだった。

小屋の中にいるであろうハーマイオニーに心の中でひたすら謝りながら、暴れ柳の中の細い道を通り抜け、叫びの屋敷のいつもの部屋へ。

『シリウス、どうしたの？私、ハグリッドの元へ行かないといけないの！』

やっぱり戻ろうと思った。

｢今夜、あいつを捕まえる。そこでだ。後ででいいんだが、君の杖を貸してくれないか？｣

断ったらフルボッコにされそうだから同意することにした。

『うん、いいよそれで、どうやって連れてくるの？』

｢それは俺に任せろ。｣

そう言い残して部屋を出ていった。と思ったら戻ってきた。

｢絶対に勝手に帰るなよ｣

どんだけ信用されてないんだ。確かにお腹がすいてきたからヴェルにお菓子でも貰ってこようかと一瞬考えたのだけど＿。