27話《告白》 ページ32
〜貴方side〜
レームへ行く前日……僕は用意をしていた。
すると、ノックが鳴る……今は夜中…一体誰?
『はーい』
扉を開けるとそこにいたのは……
走ってきたのか…
息が乱れ、汗をかいている“紅明”だった…………
『え?』
明「はぁ……はぁ……はぁ……」
……なんか、ちょー疲れてそう…
『と、とにかく入って椅子にでも座ってて?』
明「ありが、とう……ございま…す……はぁ…はぁ」
……なんかあったっけ?
紅明がこんなに走ってくるなんて……
暫くすると、紅明の息が整ってきた。そして、口を開く。
明「明日……レームに行くんですよね…」
『う、うん……』
あれ……? なんで紅明が知ってるの?
確か……僕は朱雀にしか…そうだ、朱雀にしか言ってない。楓にも玉艶にも紅炎にも……?
明「朱雀さんから聞きました。一年間行くんですよね」
……朱雀かぁっ!!!!
そういや、あの子何か企んでいたよね……?
それか……!!!
『そ、それがどうかしたの?』
すると、紅明は俯く……珍しい。
明「……な……で……い」
『も、もう一回お願い!』
そう頼むと今度は顔を上げて言ってくれた。
明「行かないでください」
そう、ハッキリと……
『……何か…あったの?』
これは仕事だから仕方のないこと……そのくらい紅明なら知っている。
明「……もう、我慢できないんですよ。この気持ち」
……この気持ち…どんな気持ちよ?
明「私は……貴方のことが……初めて出会った時から好きでした!」
『…!』
紅明の口から発せられた言葉は……
聞き慣れているはずの“告白”だった_________。
45人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Kapiくる(プロフ) - キロルさん» 神だなんて……! 私はただの人間ですよ! はい、ありがとうございます! 以後も更新頑張りますね! (2016年5月18日 15時) (レス) id: f29b69fec7 (このIDを非表示/違反報告)
キロル - コメント、失礼します!こーんな夢小説作れるなんて、貴方様は神なのですか!?((いや、神ですね!!更新は、自分のペースで頑張ってください♪ (2016年4月24日 21時) (レス) id: 2ac911ddfa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kapiくる | 作成日時:2016年3月7日 22時