第八話 『鬼』 ページ9
一体どれくらいの時間が経ったのだろう…。
気がつけば消え去っていた風間の残像を見詰めながら糸が切れたかのように俺はその場に座り込んだ。
俺が…鬼…?……どういう事だよっ…。
「姉さん…大丈夫か…?」
「平助…これがッ、大丈夫に見えるか…?」
「…一旦部屋に戻ってろよ。
土方さんには俺から伝えておくからさ…。」
「……悪い。」
そう一言呟いては壁に手をつきながらふらふらと部屋へと足を進めていく。
心配そうに此方を見詰めている弟の事すら考えられず
ただ頭に残ったのは……
『鬼』…それだけだった。
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風間 千華(プロフ) - りぼんさん» そうですか…!!?…そう言って頂けると有難いですっ…!! (2014年6月7日 16時) (レス) id: 54a21fc248 (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 面白いっスね。続きが楽しみです。 (2014年6月7日 15時) (レス) id: ccc929a7a3 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 私も小説書いているのでいっしょに頑張りましょう (2014年3月11日 22時) (レス) id: 9a0486d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
緑間 涼(プロフ) - 月華さん» 面白いッスか…!!?そう言ってもらえると嬉しい限りです…!!!頑張らせて頂きます^^ (2014年3月11日 21時) (レス) id: 38c3740c28 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - とても面白いです楽しみにしてます(*´ω`*) (2014年3月10日 21時) (レス) id: 9a0486d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:土宮 歳弥 | 作成日時:2014年3月8日 21時