第十参話 『目覚め』 ページ14
「んっ、はぁ…」
ゆっくりと起き上がり周りを確認してみる。
まだ見慣れない屯所の自室。
前は使っていたはずなのに…こうも戻る事も無いと落ち着きはしない物だ。
「あ、副長…お目覚めになられましたか…?」
「ん…おはよ、烝」
「お早う御座います、副長」
たまたま俺の自室の前を通った烝が顔を出してくれた。
そろそろ朝食の時間、という事。
それと精神面でも気を使ってくれたのだろう、いつもより物腰が柔らかだった。
優しい烝も好きだ、という事は俺だけの秘密だが。
「それよりも烝…総司の容態、今はどんな感じなんだ…?」
「…沖田さんは正直、危ない状態ですかね…。」
「……そっか、教えてくれてありがとな。」
その一声に烝はいえ、と一言だけ残して部屋を去った。
さてと…今日も一日アイツ等の面倒、見てやんなきゃかな。←
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風間 千華(プロフ) - りぼんさん» そうですか…!!?…そう言って頂けると有難いですっ…!! (2014年6月7日 16時) (レス) id: 54a21fc248 (このIDを非表示/違反報告)
りぼん - 面白いっスね。続きが楽しみです。 (2014年6月7日 15時) (レス) id: ccc929a7a3 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - 私も小説書いているのでいっしょに頑張りましょう (2014年3月11日 22時) (レス) id: 9a0486d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
緑間 涼(プロフ) - 月華さん» 面白いッスか…!!?そう言ってもらえると嬉しい限りです…!!!頑張らせて頂きます^^ (2014年3月11日 21時) (レス) id: 38c3740c28 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - とても面白いです楽しみにしてます(*´ω`*) (2014年3月10日 21時) (レス) id: 9a0486d0f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:土宮 歳弥 | 作成日時:2014年3月8日 21時