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選ばれた者(アズール&ラドルside) ページ38

「じゃあそろそろコイツが目を覚ます頃合いだ。俺はお暇する。コイツにはテキトー言って誤魔化しといてくれ。」

「畏まりました。」

「じゃあな寮長。次会う時は一生徒として……な?」

そう言って彼は目を閉じソファーに寝そべりそのまま寝た

(さて、どう立ち回った物か…)

ーーーーー

「お前がランドール・ボックスか。」

あれ?僕は……
いや、そうだ
その日は怖がらせ学部の試験だった
落第すれば怖がらせ学部から追放という思い処分を受けるそんな大切な試験
……だったのに
×××と××××は学長が貯めた記念の悲鳴ボンベを破壊してしまい怖がらせ学部を追放された
学力一位の×××と実技においてキチンとやればトップを取れる才能を持っていた××××
しかしその二人は不合格のレッテルを貼られた
俺は姿を消して逃げた
たった一人の、俺の親友だったアイツを裏切って
いや、裏切るつもりはなかった
なかったんだ……
小心者故に己が身可愛さに見捨ててしまった
そうして挑んだ試験で今まで蓄えてきた怖がらせの知識と×××から特技だと褒めてもらえたこの力で俺は一位をとった
そして話しかけられたんだ
トップサークル、RΩRのリーダーに

「おめでとう、君は選ばれた。」

「え?」

そうして渡されたRΩRのセーターとリーダーの顔を何度も見た
彼らは俺を見て笑みを浮かべながら歓迎してくれた

「お前の活躍をこの目で見ていた。お前には才能がある。××××ではない、お前こそがRΩRに入るべき人材だったんだ。」

「やったなお前!××××のお眼鏡に叶ってさ!」

カニの様なモンスターの先輩が俺をもてはやす
選ばれた
俺が、選ばれた
その言葉は俺の心にじんわりと響き愉悦を感じさせるのに充分だった
彼は続ける

「なぁボックス。この世界には2つの種類のモンスターがいると思っている。あのへんちくりんなビーチボールの様に才能に恵まれず、哀れでちっぽけな選ばれなかった奴。そして、我々の様に才能に恵まれ、強く、賢く、逞しい、そんな輝かしき選ばれし者……お前はどっちだ?」

「俺……は……」

そして俺は選択した
その選択が後に悲劇をもたらすと分かっていたならどうだったか
……今更悔いても仕方ないけど
赤と黄色のセーターは新品で、冷たかった

ーーーーー

「っはぁ!」

「おっと……!」

僕はガバッと飛び起きた
酷い悪夢を見ていた気がする
胸が痛い
息が苦しい

「ラドルさん大丈夫ですか?水は飲めますか?」

「ありがとう、ございます……ん……」

副寮長に手渡された水を僕は飲み干す
乾いた喉に水は染み渡り、僕の心を落ち着けてくれた

ズバリ→←契約(ランドール&アズールside)



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あんかけうどん(プロフ) - Aliceさん» 嬉しすぎる言葉をありがとうございます!ランドールはいいぞ……是非映画の方もご覧になってみてください。インク→ユニバーシティ→インクの順に見るのがおすすめです! (2021年12月25日 16時) (レス) id: 91a4551153 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - クリスマスに一気に読んでしまった、ランドールの魅力をこの小説で知れました、ありがとうございます! (2021年12月25日 14時) (レス) @page32 id: 31d32091d2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あんかけうどん | 作成日時:2021年12月16日 10時

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