ランドールの魂を宿した僕は転生者（twst男 not監督生）

怖いよ！ ページ46

「はっはっは……まさかこの程度でトンズラするとは……所詮は元生者か。」

クスクス笑うランドールに僕はすぐさま左ストレートを決めた

『ぅおりゃあぁぁ！』

「げふっ！？何しやがる！」

『何しやがるじゃないよ！見なよあの四人の顔！真っ青じゃないかどうしてくれるんだ！』

「仕方ねぇだろ！怖がってトンズラなんて死んでも嫌だからな！」

『知らないよそんな事！早く返せー！』

僕は自分の魂を取り出すと濃い紫の部分をつねった
途端ランドールは仰け反って苦しみだした

「ぎゃぁぁぁ！？わか、わかった！わかったからやめろ！……あぁもう結果オーライなんだから許せよ……」

そう言うとランドールはスッと外に出て僕は体をとり戻せた

「ふぅ……ってヤバい……」

全く擬人化薬も安くないんだぞ……
そう思いながら全身をユニーク魔法で透明にした僕は眼鏡をかけて擬人化薬を飲み干し、姿が戻ったのを確認してからといた

「ふう……お、驚いた？その、あれ、ほら！マジックだよ！今度寮で披露しようかなとか考えてる……奴で……」

振り返って僕はそんな言い訳をしたが四人ともあいた口が塞がらず茫然としていた

「も、もしもーし？聞こえてるー？」

デュースの肩をポンポンしてみると次の瞬間全員にガバッと肩を捕まれた

「ぃっ！？」

「「怖いよ！」」

「ちょ、ま、落ち着いて！」

「何今の！心臓バクバク汗だらっだらになったわ！」

「夜眠れなくなったらどうしてくれる！」

「ふなぁ……トラウマになりそうな咆哮だったんダゾ……」

「怖すぎて悲鳴もあげられなかったよ……」

全員ガッタガタに震えている
そりゃそうだ
長年怖がらせのプロやってた上その中でも一位と僅差の二位の奴の本気の咆哮
怖いに決まってる
チラッとみればランドールはドヤ顔で笑っていた
この野郎……

「にしてもさっき誰と話してたんだ？……まさかゴーストでも侍らしてるのか！？」

「いやそんなまさか……と思いたいけどあの恐怖を出せるならゴースト侍らしててもおかしくはねぇな……」

エースとデュースが妙に納得した顔をしている
やめて、変な噂流したりしないで
そりゃ似た様な物侍らしてますけど違うから！

「と、とにかくさっさと魔法石を確保して……」

「グォアァァァ！」

ふとどこからか咆哮が聞こえてくる
ランドールを睨むが彼は何もしていない様で俺のせいにすんなという顔をしている
じゃあ誰が？

「おい！もういいだろ！」

「いや僕じゃないって！これは……」

ずしずしという足音
振り返るとそこには化け物がつるはしをもってたっていた

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