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なにか忘れてない? ページ6

こん「誰に眠らされたのか…覚えていないのです」
そう言ったのはこんのすけで首を傾げていた

天威が帰ってからこんのすけと部屋に戻り暫くは感動の再会に浸っていた。けれどもこんのすけは結局誰に眠らされたのか解らないという
「…」
鶴丸や三日月がしたのだろうと思いそれ以上掘り返さなかった
こん「長い間休みました、今日からまたお願いしますぞ!!」
「うん、こちらこそ!」
少しずつ以前の賑わいを取り戻していると喜んだ

さて、最近は鶴丸や三日月の姿をあまり見ない。それもそのはず、遠征や出陣にちゃんと参加し私にばかり構わず皆と関わるようになったからだ。まぁこれも“お願い”の内容の一つだが別にお願いしなくても大丈夫だったとは思う
あの日、皆の刃の前に立ち止めたあの時に私は皆に“お願い”をした
『私はこの場所が好きよ、この場所を好きだと思わせてくれたのは皆なの。それが誰か一人でも欠けることがないように…この場所をこうであると形作るのは誰でもない皆なの。ねぇ、“この場所を維持すること”が私の役目よ、やっぱり私に審神者なんて大役も仕事も出来ないけど友達として助け合いたいの。命令はしないわ“お願い”よ』
助けに来てくれた三人は何となく私が止めると予想がついていたのか刀を下げるのは早かった
『鶴丸国永、三日月宗近、私は貴方達のものではないの。ものは所詮意思を持たない傀儡でしかない…私は二人とも沢山の感情や意思を持って接したい。これが貴方達二人が愛してくれたAという人なのよ』
そう告げれば弱ったように眉を寄せて目を伏せる二人、手に握られた刀も項垂れるように下がっていく。その二人の近くに歩いていき前に立つと
『この刀は、己を守ることも仲間を守ることも出来る力だわ。向ける相手を間違えないで』
そっと刀を握る手の上に自らの掌を重ねた
『それにここを守るために手伝ってくれたら、頼りにもするし…勿論お礼だってーー』
そう言えば皆がバッとこちらを見つめる、…なんか目がギラギラしてない?
その後すぐに全員が視線で会話でもしたのか、同時に刀を仕舞うと辺りの冷え切った空気も溶け出していくような気がした

それから少しして、鶴丸も三日月も皆と同じように内番や遠征などに参加するようになった。今まで休んでいたのでコッテリ皆に絞られていたと一期は笑っていた。しかも山姥切は二人に更にノルマを追加していた、と風の噂で聞いたので戦うなとは聞いたけど感情は別、と言ったところだろうーー←

皆甘やかし過ぎだよ!→←また会えて良かったと



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設定タグ:刀剣乱舞 , とうらぶ , ヤンデレ   
作品ジャンル:恋愛
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- 鶴丸さん寄りがいぃぃ (2020年11月27日 18時) (レス) id: ed2686deb5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:珀錏 | 作者ホームページ:http://twitter.com/hakua422402  
作成日時:2019年12月19日 1時

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