兄弟に愛想が尽きました。[ブラコン×薄桜鬼ssl]

04*オカンとお姉ちゃん ページ6

手洗いをしてから５階にあるキッチンに向かう。


そこには制服にエプロンを付けた絵麻ちゃんがいる。
あ、その奥に陰険べ..京兄もいたみたい。



『ただいまぁ。
今日のご飯なぁに？』


｢おかえり、Aちゃん。
今日はハンバーグとポテトサラダだよ。｣


『やった！』



ミネラルウォーターを取りながら、冷蔵庫に貼ってある家族の予定表を見て溜め息を吐く..

どうしてよりによって今日は皆が揃うのさ。




｢溜め息を吐いてどうしましたか？
今日の仕事で何かありましたか？｣



心配そうな顔を浮かべる京兄。

口はうるさいし、陰険だけど絵麻ちゃんのことも家族として見ている。

風斗とはあまり仲良くない..風斗は兄弟とはあまり親しくないか。

風斗はともかく私は京兄は好き。




『京兄…怒らないで聞いてくれる？
怒られてももう取り返しがつかないんだけどさ…』


｢…怒りませんから話してみなさい。｣



口を開こうとした時、｢ただいま｣や｢腹へった｣の声が複数聞こえてきた。



｢A、絵麻！たっだいまー☆｣


そう言ってチャラ声優は絵麻ちゃんに抱きつく。
もちろんすぐに地味声優が引き剥がしに来るも、そのあとに絵麻ちゃんを見て頬を赤く染めている...



良い年した男が…
『気持ち悪い…』



｢ん？どうした、A〜？｣


『何でもない。ご飯出来たら携帯鳴らして？
京兄、話は夜するから。』



逃げるように気持ち悪い空間を後にした。


.



※こんにちはーモカです。
早速のお気に入り、評価ありがとうございます。
ゆっくりになりますが更新頑張りますね。

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