兄弟に愛想が尽きました。[ブラコン×薄桜鬼ssl]

03*むさ苦しい寮？ ページ5

オカマの野郎...
そんなこと一言も言っていなかった！


二人の説明ではこの寮は学園のという訳ではないらしい。
今住んでいる人達は学園の人だが、
ここは学園長の近藤さんが建てた物で、家庭環境等で親元を離れている人用だとか。


近藤さんの家もすぐ隣でご家族と暮らしているそうだ。




｢ま、まぁ最初は慣れないかもしれないが、皆良い奴等だから。｣



高校も編入、家を出たい私に行く宛なんてない。
それに男が経ったの６人でしょ？



『はい。不束ものですがこれからよろしくお願いします。』



家は常に13人もの男がいたんだ。
どうとでもなる。



そのあと、学園長室に通され近藤さんに挨拶をしに来た。



｢ご家庭の事は聞いてある。それに先日お母さんも挨拶に来てくれた。
色々不自由するかもしれないが、自分の家だと思って暮らしてほしい。｣



学園長の近藤さんは笑顔が暖かくて、釣られて笑ってしまうような雰囲気がある。



｢トシは..今は授業中か。
ここにいる永倉君に原田君、教頭の土方歳三も頼りになる。
何かあれば兄や家族同然に頼ってくれ。｣


『はい。ありがとうございます。』




帰りはひか兄の言葉通り原田先生の車でマンションまで送ってもらった。

その間にモデルの事や趣味特技、色々な話をした。
ホストに質問されてペラペラ話している気分。



｢それじゃ、明日からよろしくな。｣


『よろしくお願いします。
送ってくれてありがとうございました。』



先生達も親切な人…やっていけそうな気がした。




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