兄弟に愛想が尽きました。[ブラコン×薄桜鬼ssl]

26*転校生ですが？ ページ28

職員室で挨拶をしてから担任になる原田先生と教室へと向かう。



｢あんまり緊張はしていなそうだな。｣


『モデルのお陰か人前に出るのは平気で。』


｢そりゃ良かった。
まぁ何かあったら、何でも言ってくれ。｣



頭を撫でながらニカっと笑う顔に、安心感を与えられた。
遠慮なしに頭撫でるとかスポ魂バカみたい..


スポ魂も前まではカッコいい兄貴だったのに、
絵麻ちゃんに惚れてからただのゲームおじさん。



｢おい、大丈夫か？｣


『ごめんなさい、大丈夫です。』



教室の前で待つように言われ、先に挨拶などを原田先生が済ませている。

先生に呼ばれ教室に入れば見事に男の子しかいない。



｢今日からこのクラスの仲間になる。
皆、仲良くしてくれよ｣


『初めまして。朝日奈Aです。
よろしくお願いします』



ざわざわする室内で私が朝倉Aだと話している声が聞こえる。
これなら名前はすぐ覚えて貰えるかな？



｢せっかくだからAは千鶴の隣に座ってもらう。
龍之介、悪いが１つ後ろに移動してくれねぇか？｣


｢俺は別に構わねぇけど。｣


青髪の男の子が後ろの席に移動してくれている。



｢すまねぇな。
Aはあの席を使ってくれ。
千鶴、よろしく頼むぜ｣



移動し、席に座れば千鶴と呼ばれた女の子が微笑んでいる。

うわ、すっげー可愛い。



｢初めまして。雪村 千鶴です。
これからよろしくね。｣


｢俺は井吹 龍之介だ。
..よろしく。｣




二人とすぐに仲良くなれたのは言うまでもない。



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