20*寮での夕飯 ページ22
京兄もだけど、斎藤先輩の料理の腕前にも脱帽した。
「俺は洋食はあまり得意ではないが、お前が来てくれたお陰で献立の幅が広がるな。」
ここで役に立てるのなら料理を習っていた事に感謝かな。
『微力ながら頑張りますね。』
一瞬笑ったような気がしたけど…
寡黙で表情もあまり変わらない。
家にはいないタイプだから…
あ、でも根暗…いやいや、アイツは外面は完璧だったな。
そんなことを考えているとドタドタと足音が聞こえてくる。
食卓に料理を並べ終わった頃には平助と永倉先生が席につき、斎藤先輩の声で他の方もダイニングにやって来た。
「A、うめぇ!」
「いつでもお嫁さんになれるな」
なんて誉め言葉を聞ければ嬉しい反面恥ずかしくなる。
「あれ、照れてるの?
耳まで赤いよ。」
『なっ…照れますよ!面と向かって褒められたら…』
「ふーん。」
興味ないくせにからかってくるな、この人。
若干風斗風味...
[この沖田という男には気を付けろよ、A!
ケダモノ兄弟と近いものを感じる!]
「ねぇ、キミのリス。
なんでこんなに怒ってるの?」
『えっと…人見知り、ですかね?』
久しぶりに笑いあって食事を出来た事が、すごく楽しかった。
これからの生活、なんとかやっていけそうな気がする。
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モカ(プロフ) - 更新遅くてごめんなさい。早くはないけど毎日更新できるよう頑張ります。 (2016年3月8日 20時) (レス) id: 7fadd6fd7b (このIDを非表示/違反報告)
Natuki-03(プロフ) - 更新ありがとーございまぁーすっ!めっちゃ、楽しみにしてました! (2016年3月8日 19時) (レス) id: 9b697d02eb (このIDを非表示/違反報告)
橘朔羅 - 早く続きが読みたいです(///∇///) (2016年3月6日 13時) (レス) id: 1b9d097e9c (このIDを非表示/違反報告)
華恋 - うわぁぁ続きが読みたいぃぃぃ。・゜・(ノД`)・゜・。 (2016年3月2日 21時) (レス) id: ef10c17502 (このIDを非表示/違反報告)
モカ(プロフ) - しらたまさん» コメントありがとうございます!千鶴ちゃんがいてこその薄桜鬼、マジで可愛いですよね。頑張りますね! (2016年2月28日 15時) (レス) id: 7fadd6fd7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2016年2月27日 9時