〜第九話〜 ページ11
「ま、松本副隊長!どこへ行かれるのですか?」
「どこってみんなが集まれる場所よ!この辺でいいかしら。」
ちょっと待ってて!と言って副隊長はどこかへ行ってしまった。
「なんだか。明るい人だな。」
「明るすぎて困るくらいだ。」
「うわぁ!!!!」
声のした後ろを見ると、日番谷隊長が立っていた。
「隊長いたんですね…。気づかなかったです…。」
「あぁ?それは小さくて見えなかったって言いてぇのか。」
「そんなこと思ってません!!被害妄想はやめてください!」
もーと言いながらも、隊長にはこんな一面があるのかと少し嬉しくなった。
「あ!紅葉ー!たいちょー!みんな連れてきましたー!!」
そう言いながらこちらへ向かってくる副隊長の後ろには、十番隊の方々がぞろぞろといた
「うっわぁ。いすぎてキモイ。やだやだやだ。」
「普段は分らねぇが、集まるとこうも気持ち悪く見えるんだな…。」
私と隊長は二人で苦笑いをしてしまった。
「さ!紅葉。自己紹介して!」
少し広い広場?中庭?で隊士全員の前に立つ
少し緊張してしまう。
「は、初めまして!十一番隊から移動してきました。本日から十番隊第三席となります。天竜紅葉です!よろしくお願いします!!」
そう言ってペコリとお辞儀をすると、ぱちぱちと拍手が沸き上がった。
皆さんに歓迎されているんだと思い、だいぶ嬉しかった。
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作者名:稀代 | 作成日時:2019年10月5日 16時