第14話 ページ15
夜が明けた頃、
ドサッと何かが落ちたような音で目を覚ました征十郎。
黄瀬「ぐぇっ」
声がした方に目を向けると、
黄瀬に覆い被さるA。
A「んゃ…zzz…」
黄瀬「ちょぉお!//」
不機嫌になった征十郎が…、
訂正
不機嫌なフリをした征十郎が、Aの頭を撫でて声をかける。
征「A」
A「………ん…」
A「…っ!?なぜおま…」
なぜお前がいるんだ…!
そう言おうとした途中に
昨夜3人が同室で寝たことを思い出す。
A「なぜ落…ちた…のだろうな。ははっ…」
切り替えが間に合い、二人は胸を撫で下ろした。
なぜ落ちたのか と聞かれれば、答えは、
両端で寝ていたから。
その一択しかないが、
事実を言うはずもはなく…、
征「寝相が悪い子だ。……そろそろ朝食の時間だね。」
A「うん、着替えを済ませてくる」
コンコン
Aが腰を持ち上げたと同時に扉が軽く叩かれる音。
征「はい」
「おはようございます。朝食の用意出来ましたので…!」
征「あぁ。ありがとう」
礼を言われた家労は、照れながら会釈をした。
A「見ない顔だね」
「あっ。大変失礼いたしました…!島崎と申します!新しく入った者で…、あのっ、」
「2ヶ月ほど顔を出していなかったのですが、今日から…また…ぇと、木曜、金曜担当させていただきます…!」
A「そうか。朝早くからご苦労様。…見た感じ学生だろう?無理はしないようにね。」
島崎「は、はい!歳は16で…そのっ、ピチピチです…!元気です…!」
島崎「あ…!」
その姿に微笑するA。
A「そんなに気を張る必要はないよ。」
島崎「ありがとございます!しっ、失礼いたしました…!」
黄瀬「なーんか可愛らしいっ子っスね!」
征「…Aには敵わないがな。」
黄瀬「それはそうっスけど!」
A「………もう…///」
そう言うと、Aは照れくさそうに部屋を出ていき、
征十郎は、「自分で言っておいてなんだがな…//」と、毛布に顔を埋めた。
黄瀬「見せつけるっスねぇ〜」
黄瀬にはラブラブに見えた二人だったが、
実際のところを言うと、
Aは、吐き気が抑えられずトイレへ向かっただけであり、
征十郎は、吐きそうになる顔を隠しただけである。
その後、黄瀬は帰り、偽りもバレることは無かった。
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優花(プロフ) - まさかのディズニーでのやりとりが面白すぎて腹筋破壊しそうですwwこの作品好きです!応援してます! (2015年12月1日 22時) (レス) id: 36a528e68e (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - RIRIさん» ありがとうございますm(__)m♪!!頑張ります! (2015年2月24日 21時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
RIRI(プロフ) - 面白いです!最高です!ギネス級www頑張ってください! (2015年2月24日 18時) (レス) id: b6ae059394 (このIDを非表示/違反報告)
はきら(プロフ) - 黒子えれな☆さん» どっちでも大丈夫ですよ(^q^)コメントありがとうございました(^q^)嬉 (2015年2月21日 0時) (レス) id: d8c38e0ae0 (このIDを非表示/違反報告)
黒子えれな☆(プロフ) - はきらさん» コメントする方間違えちゃいました-(^q^)-ハァン!!ほんとは続編のほうにやろうとしてました(^q^) (2015年2月21日 0時) (レス) id: 2e709de854 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はきら | 作成日時:2015年2月1日 20時