【黒子のバスケ】品のある君は俺の婚約者

Red12 ページ13

……俺はどうしたらいいのだろうか。

目の前には、お風呂上りで頬を赤く染め、
うなじを見せつけるようにAが宿題をしている。

……どうしようか。俺は宿題が終わったし、すごく襲いたいんだが…。
Aにも色々事情があるし、そういうことが出来ないのが辛い…。




「征十郎さん？どうしました？」

「いや、何でもない。そういえば、明日はまた学校があるんだが、
　朝、一旦家に戻ってもいいか？」

「それなら、明日、征十郎さんの使用人が持ってくるらしいですよ。
　あと、宿題終わりましたよ？」




少し考えていた心配事がなくなったのはいいが…
Aに不審がられてないよな？




「あ、そういえば、私と出会う前、征十郎さんに
　３ヶ月間だけ、彼女が居たらしいですね。」

「！？」




いきなりされた想定外の話に頭がついていかなくなる。




「何故、その話を……。」

「小町さんから聞きました。」




……すみません、小町さん、何余計なことを俺の彼女に
吹き込んでいるんですか……。




「まさか、緑間さんの彼女の小町さんが、征十郎さん.と.
　付き合ってたなんて、驚きましたよ。」




.と.いうか……Aは……嫉妬しないのか？
もし俺がAに彼氏が居たこ.と.ある.と聞いたら、
いくら昔でも嫉妬するだろう。

そう思っていた。次の言葉を聞くまでは。




「でも、お互い、好きという感情がないのであれば、
　私は嫉妬しませんよ。
　小町さんはちゃん.と.、緑間さんが好きで付き合っているわけですし。
　私も征十郎さんが好きで征十郎さん.と.付き合ってますし。」

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