[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙

涙26粒　御幸side ページ28

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全ての話を聞いたときこれで話がつながったと思った



Aがなぜあいつらに怯えるのか



なぜバスケができなくなったのか




それと保健室でのあの言葉の意味




過剰に「いらない」という言葉に反応することも



オレ達に見えないところでも泣いていたんだ



見えない傷を負って誰にも気づかれないように



誰にも見えないように




そしてあいつはまだ依存している




こうしてあいつらを見て怯えるのも




トラウマという理由だけでなくまた言われるのが怖いという恐怖




こいつは心酔していたんだ




『キセキの世代』という「光」に





亮「誰も君の事をいらないなんて言わないよ」


結「このチームにいらない奴などいない」


伊「オレらをもっと信用しろっつーの」



先輩たちの言葉にまた涙を流す彼女はとても弱々しかった



儚くて、すぐにでも壊れてしまいそうで



たぶん先輩たちの言葉やみんなのそうだと同意を示す表情にはいろんな意味があるだろう



マネージャとしての働きや能力についてのこととして







1人の女という存在として――――――――




こいつを嫌っている奴なんてこの中のはいない




倉「ほら、泣き止め」




倉持があいつの頭を撫でる



胸にちくりとした、何ともいえないような感情が渦巻いた





オレだってあいつに惚れている1人だ





誰にも負けたくないし、渡したくない







ふと入口に何やら人影が見えた





御「おい、そこにいるの誰だ」



部屋の空気が一変する




そこにいたのはあの日オレ達と口論をした背の高い奴の1人と何やら小さめの奴









緑の頭と水色の頭の男2人だった

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