[ダイヤのA×黒子のバスケ]少女の涙

涙15粒 ページ17

議長「今から部活動予算会議を始めます」

次の日の放課後になって私は会議に同席した

他の部のマネージャーも意外にいたから少し驚く

会議の資料が配られてある程度の説明を聞く

思っていた通り、野球部の部費が少なく、一部の部活の部費が異常に多かった

議長「何か変更したいという点はありますか?」

「この部費の予算案に異議ありです」


私は極めて笑顔で手を上げる

教室にいたほかの部の人たちがざわついた

私は予想の範囲内としてもってきた資料を取り出す

「まず男子バスケ部ですが人数の割に部費が多すぎます。確かにテーピングなどのものはいると思いますがこれは多すぎです」

男バス「いや、でもIHとかの費用がさ…「ここ3年は無理だと思いますよ、IH」!?」

「東京の方にはキセキの世代が3人。しかも地区的にキセキの世代がいる高校の2校と北の王者と呼ばれる正邦高校がいますから。1，2年生も育ってないようですし無理ですね」

そのことを視野に入れてのIHですか、というと男バスの主将は顔を青ざめて黙った


「それとサッカー部とテニス部、明らかにどの部活よりも部費が多すぎます。部員数はまぁ多いと言った感じですが野球部の半分にも満たないですよね。実績もさほどないのに」

サッカー「今年はいい感じの1年も入ってきたしそれなりにいい結果残せそうなんだよね」

テニス「野球部も優遇してもらってるんだからさ〜」

「嘘八百ご苦労様です。あの身体能力のない1年でどうするって言うんですかね。スタミナとかだけなら野球部の1年の方がはるかに上です。こっちは100人超えてるんですから部費もそれに見合った分もらわないと困るんですよ」

2つの部は今の言葉でかなり怒ってるみたいだけど事実を言ったまで

あの数値でそれなりの結果が残せたら逆におかしい

「それに…」

こんな風にやるのはすごく懐かしくて楽しい

最後のとどめを刺しに行こうか


「知ってますよ〜?毎年毎年その代の議長を脅して部費を巻き上げてるってこと。しかもその部費を勝手に使ってるんですよね?」

サッカー「おいまさかお前言ったのかよ!」

テニス「言うなって言っただろうが!!」

「あれ〜認めるんですね。そうやって言うってことは。まぁ証拠もそろってるんですけどね。ほかにも言ってあげましょうか?」

2つの部の顔が青ざめる

何でも知ってますよと付け加えるとさらに青くなった

この流れなら2つの部の部費がかなり削られるだろう


「野球部の予算、上げてくださいね?」

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