【ハイキュー×暗殺教室】 音駒のマネさん。 season2。

定期テストって先生方大好きだよね。 ページ29

Aside


灰羽を図書館に連れ込み(変な事考えた奴ちょっと体育館裏な)、教科書とノートを開く。

灰羽は取り敢えず授業はちゃんと聞いてるっぽい感じはある。

ノートはまともに取ってあるし、教師の重要アピールした部分は色が変えてある。




後はテストに向けて苦手をある程度補習して、得意な所から攻め込む感じかな。

赤点回避だけじゃなくて、まぁ…半数位は取って欲しいというのが本音ではあるけど。

コイツ的には多分、バレーに支障が出ない程度に取れれば良いんだろうな。




「…じゃ、始めよっか」

国語の小テストからね、と言えばえー と文句を言う灰羽。

コイツが女子にモテているという事実が信じがたい。


ほら、現に…




「あ、あの人カッコ良くない？図書館で勉強とか、インテリイケメンかな？」

「声掛けてみる？」

「あー…でも彼女っぽいのいるじゃん」



現に、女子大生っぽい方々がチラチラコッチを見てる。しかも会話ダダ漏れ。

褒められて鼻の下伸ばしてんじゃないよ灰羽。

ふざけてると面倒見ないからね。




そしてお姉様方。コイツ、顔ほどイケメンじゃないです。

結構色々残念ですよ。

…ま、嫌いじゃないけど。





「…朝篠、今俺の事褒めた？ねぇ褒めた？」

「…うるさい。あんまり調子乗ると物理に変えても良いんですケド？」

「う…(物理1番苦手なのに…)」


まぁ冗談だけど、としれっとした顔で言えばあからさまに顔を明るくする灰羽。

…うっわーコイツ超チョッロ(棒読)



























「…もう終わりでいっか。お疲れ、灰羽」

何だかんだあって、2時間位粘って勉強会は終わりになった。

課題提出の方も問題無さげだし、大丈夫かな。



「朝篠こそ、付き合ってくれてありがとな！」

じゃ、俺コッチだから！と課題の入った鞄を持ち、灰羽は颯爽と駅に向かって行った。

…前言撤回。ちょっとだけ、カッコ良く見えた事も無くもない。

テストでテンションが上がる人はMだと思う。→←もうすぐ夏休み。

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