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お昼ご飯を食べるため、桜乃ちゃんを探しているが見つからない。
越前リョーマに絡まれるがそれを無視し、彼女を一生懸命探す。
「うぅ!今日は一緒に食べるって約束したのにぃ!」
廊下に私の叫び声が響く。
そんな時上から私を呼ぶ声がした。
「Aちゃん、どうしたの?こんな廊下のど真ん中で叫ぶなんて、アホみたい!」
「菊丸先輩!一言余計ですよ!」
そんなことより、と本題を話すと菊丸先輩は桜乃ちゃんの居場所を知っているようだった。
「そういえば…うちのクラスの男子が竜崎さんを呼び出したって言ってたよ〜」
先輩達が桜乃ちゃんに用事があったってことかな。「部活のことかな?」と呟くと、「テニス部の子達じゃないけど」と予想外のことが帰ってきた。
もしかして、と私は嫌な予感を全身にかけ巡らせた。まさかとは思うけど。
「菊丸先輩、場所は!どこ!!はやく!!!」
「にゃにゃ!そんな急かさないでよ〜、確か、体育館だったかな?」
「ありがとう先輩!こんど奢ります!」
「まじ!やりぃ!」
とりあえず急がなければきっと後悔することになる。これは私にとって人生最大のピンチだった。それは…
ライバルが増えたからである。
「Aちゃん絶対勘違いしてる…」
そう呟くと菊丸はニヤリと笑った。
そこでみてるんでしょ?おチビ?
越前は菊丸を睨むように見る。
俺はその計画の邪魔をしたいと思ってるから!ふふっまだ、彼女には言わないよ!まだね。
越前はそれを聞きさらに険しい顔付きになる。
楽しみだよ、おチビ…おまえがボロをだし、
彼女に失望されるその日が!
これからの彼女の行動が楽しみだと菊丸は大きく笑った。
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作者名:みみみみみ | 作成日時:2019年4月3日 22時