【呪術廻戦】さとるくんは元気です！

15 さとるくんの我儘 ページ15

15 さとるくんの我儘




Aは困っていた





目の前には大きな瞳に涙いっぱい溜め込んで
瞬きをすれば零れ落ち、泣き出しそうなさとるくん




さ「やだあ！！」




『すぐ帰ってくるから、ね？良い子で待ってて？』




さ「やだ！ヒゲのおじちゃんこわいんだもん！！」




家「五条やめ……思い出す…ｸｸｯ」




夏「任務に悟は連れて行けない。…子供なんか居たら怪我するぞ」




さ「Aはおれがまもる！」




『私は大丈夫だから…』




家「もう連れてっちゃえば？」




夏「硝子、何言ってるのか分かってるのか？」




家「別にいいじゃん、私だって今回は2人が帰還するまで車で待機なんだから。車で待機だよ五条」




さ「うん！わかった！！」




夏「はぁ……」




『ごめんね2人とも』






車に乗り込むと、走る車にはしゃぐさとるくん
今から死と隣合わせの任務に向かうというのに
さとるくんは遠足気分だ


これが遠足だったらどれだけいいか…




さ「すぐるー！」




夏「なんだい悟」




さ「おれ、Aとけっこんするんだ！」




夏「……へぇ、良かったじゃないか」




さ「おれのかち！」




夏「いや、勝ちじゃないよ。コッチにおいで」







さとるくんと傑はなんの勝負をしていたのか


なんでと言いながら夏油傑に近づくさとるくんは
顔を近づけコソコソ話をする


そして、夏油傑の言葉を理解したさとるくんは顔を赤くさせる





さ「そ、そんなのむりだよ！！」




夏「じゃあ悟は試合放棄でいいんだね？」




さ「やだ！！すぐるにはあげない！」




夏「ははっほんと根は変わらないんだね」






さっきから何の話をしているのか気になり聞いてみたが夏油傑とさとるくんは声を合わせて
「ないしょ」と言われた




息ぴったりじゃん。いつの間に仲良くなったのさ

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