【薄桜鬼】 最期の刻を貴方たちと共に・・・【余命】

土方歳三　：　番外編 ページ42

(土方side)

土方「…ったく、（人１）のヤツ俺の句集をまた読みやがって」

　 今日の朝から俺は自分の部屋で仕事をしていた

　 そんな時（人１）が大声で何かを叫んでるのが分かった

貴方「面白き〜夜着のならびや〜今朝の雪〜！」

藤堂「おい（人１）、また土方さんに怒られるぞ！」

貴方「そんなに恥ずかしかったら、へったくそな俳句なんて書くのやめたらいいんだよ♪」

　 案の定、俺の俳句を読んでいやがった

貴方「それにしてもトシ来ないねぇ…。恥ずかしすぎて出て来れなかったりしてｗｗ」

土方「誰が恥ずかしすぎて出てこれねぇって？」

貴方「そりゃぁトシに決まってんじゃん！」

藤堂「おい（人１）、う、後ろ！」

貴方「ん、後ろ？」

　 平助の声で後ろの俺を見たコイツは

貴方「やぁ、トシ。いい天気だね、アハハ…」

　 なんて言って誤魔化そうとしたから、俺は

土方「何逃げようとしてやがる！俺の部屋まで来い！」

　 そしてたっぷり説教してやった

　 今アイツは罰として屯所の掃除をしている

土方「俺の苦労を増やすなってんだ…」

　 その時だった

　 バタバタ…

貴方「トシ〜っ！！大変だぁぁぁ！」

土方「走るなって言ってんだろうが！何が大変なんだ！」

貴方「総司がトシの俳句大声で読んでる！」

土方「総司はどこだ！」

貴方「庭の辺りにいたｗ」

　 今こいつ笑ったな…

　 絶対に笑いやがった

　 俺にはこいつの考えがすぐに分かった

土方「そうか、教えてくれて助かったよ」

　 そう言って部屋を出た”フリ”をした

　 その瞬間（人１）の笑い声が聞こえてきた

貴方「掃除なんてさせた仕返しにもう１回くらえ！
　 梅の花〜一輪咲いても〜梅はうｍ…」

土方「何やってんだ(黒笑)」

貴方「庭の方に行ったんじゃ…」

土方「何回も引っ掛る程馬鹿じゃねぇんだよ！
　 罰として今度は俺の仕事が終わるまで、そこで正座してろ！」

貴方「了解です…(TдT)」

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土方「やっと終わったな…」

　 終わるまで時間あったのにかなり静かだったな

　 そんなに反省してたのか…

　 少し言い過ぎちまったか…？

土方「おい（人１）…って、寝てやがる」

　 正座したまま寝るなんて、ったくこいつは…

　 俺は（人１）を寝かせた

土方「こうやって静かにしてりゃ、可愛いもんなのによ…(微笑)」

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