元ヴァンパイアの妹２【おそ松さん】

思い出そう ページ9

嫌だと逃げても仕方ないよね



私はそう思い、先程の想いを打ち消した



思い出そう




ゆっくり、ゆっくりでもいいから



必ず思い出そう



私はギュッと手を握りしめ、ふぅ…と息を吐く



長兄松「「？？」」



「確認しても…いい？」



確か私は六つ子の妹。ならタメ口でもいいよね



おそ松「あ、ああ」



カラ松「？」



赤い人と青い人……いや、兄さん達なら知ってるはず



「兄さん達はヴァンパイア。私はヴァンパイアハンター……


だった」



長兄松「「っ！？」」



その驚いた表情……あたりだね



私の口から無意識にでた一言"だった"



そしてこの驚いた表情



ふーん……私、自己犠牲したんだ…



兄さん達をヴァンパイアから無害のヴァンパイア…人間に戻す為




…でもさ、人間に戻すといったって…




元はヴァンパイアなんだよね？









だから……一ヶ月に一度、血を吸わなきゃいけないんだよね

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