元ヴァンパイアの妹２【おそ松さん】

平気 ページ18

気づいたら皆、皆が目を光らせていた




冷や汗が頬を伝う



そっか…一ヶ月に一度、だけど……ここ暗闇だもんね



私は無言で目を閉じてため息をつく



現実逃避をしたくて、ね…



手首を掴まれた感覚がした



どうする？目をあける？



………あけるか



「………カラ松兄さん」



綺麗な青色の目をしたカラ松兄さんが、私に馬乗りをしていた



どうすればいい？



一発蹴って安眠？……できるわけないか



なんて考えているうちに、私はカラ松兄さんの餌食になっていた



この感覚………



あぁ、そうだった。懐かしい……懐かしい感覚



記憶を失ったから思う懐かしいと言う想い



暫くしてカラ松兄さんは首元から顔を離して、口元から滴る赤い液を服の袖でふいて私から降りた



カラ松「！す、すまない…」



あ、正気に戻った？



「別に…平気。元は兄さんと一緒に寝たいと言った私が悪いんだからさ……」



そう言った途端、黄緑色に抱き締められた



……遠出、お疲れ様



カプリ…



優しく首元を噛まれた

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