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『ねえ、私も行くって』
銀「病人の手なんざいらねえよ、
神楽、こいつ見張っとけよ」
神「任せるヨロシ!」
『あ、ねえ、ちょっと』
私と神楽ちゃんを残して2人は仕事に向かう
寝てても退屈なのに、
治ったし…
そう拗ねながら布団に戻る私に神楽ちゃんが言う
神「マミーが言ってたネ
風邪は治りかけが1番怖いって」
『ふふ、私のお母さんも言ってたかも
神楽ちゃんの家族ってどんな方達なの?』
神「マミーとパピーとクソ兄貴の4人アル
パピーとクソ兄貴は宇宙のどっかにアル」
『そっかあ、、
私にも妹がいるんだけどね
神楽ちゃんみたいになってくれたら嬉しいなあ』
神「は? 何言ってるアルか
こんな家出少女になんかならないほうがイイネ」
『え〜?
家出って別に悪いことじゃないよ』
神「慰めならいらないアル」
『いらない?そっか
なんか寂しそうな顔してたから
ぎゅーってして欲しいのかなって思って!!』
神「おい、ヤメろヨ!!何するネ!
離せ〜〜〜!」
『離すもんか〜
移してやる、病を移して元気を吸い取ってやる』
そう抱きつくとブンブン振り回す
神楽ちゃんのあんなに強くて寂しい顔
見たことない
家族が、大好きなんだな
なんてそう思えるそんな顔
うん、やっぱり神楽ちゃんみたいになって欲しい
神「暑苦しいアル」
『い、痛い痛い痛い
ごめん、ごめんって!腕曲げるから、ヤメテ』
抱きついている腕をもぎ取られそうになって
慌てて離す
神「Aの家族は、どう言う人アルか」
『へ?』
神「妹とか言ってたネ
家族4人アルか?」
『あぁ、ううん、うちは弟も入れて5人家族』
神「みんな、一緒アルか?」
『…うん、みんな一緒
、、、、うわ?!』
神「寂しそうな顔してたアル」
そう言って私に抱きつく…、、覆いかぶさる
『く、苦しい、、、
く、首がしまってるよ、
あれ、なんかお花畑が見えてきたよ』
神「あー、ごめんネ、
力加減間違えたアル」
『何と間違えたの。』
神「ふざけてたら疲れたアル
おなかすいたネ」
『1時間前くらいに食べたんだけど』
神「足りなかった」
『あの量が?』
神「Aさっきからうるさいネ
新八みたいネ」
『神楽ちゃんがボケ倒すからでしょ、、』
そう、顔を見合わせると
どちらかともなく笑った
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月11日 3時