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『なんか、、笑い疲れた…』
神「ほんとアル、疲れたネ」
『ふっ、、、』
神「まだ笑うアルか!?、」
『いや、こんなに笑ったの久しぶりだなって
向こうの世界で、最近こんなに笑うことなくて、
なんか、嬉しくて』
神「なんでそんな寂しい顔するアルか」
『何年か前なんだけど、お母さん死んじゃって…
ずっと体弱かったんだけどね
そこら辺からかな、
そんなに大声で笑わなくなったの』
神「そうだったアルか、、、
マミーも、わたしのマミーももういないネ」
『え…、、』
神「Aのマミーと同じアル
小さい頃に死んだネ
それで家族はバラバラになったアル
だから、わたしは家出したネ」
知らな…、かった、、
だから、あんなに寂しい顔
こんなに小さいのに…
神「そんな顔、しないでヨ
今は、寂しくないネ!
銀ちゃんがいて新八がいて、Aもいて
みんながわたしの居場所作ってくれてるアル」
『か、神楽ちゃん…、、
強いよ、、、強すぎるよ、、』
こんなに自分を情けなく思ったのははじめてだった
どこかで
お母さんを亡くした私は可哀想な人だと思ってた
人から可哀想だと言われることに嫌気がさしながら
やりたいことが、、、遊びが、、
いろんなことが犠牲になった時に
私は可哀想な人だからと言い訳をしていた
可哀想な自分に酔ってたんだ
神楽ちゃんは、
お母さんのことを可哀想だとは思ってない
それを感じたからこそ
自分がすごく恥ずかしくなる
『私、今、すごい自分が惨めだと思った
家族が笑わなくなったの諦めてた
お母さんが死んじゃったからだって諦めてた
そういうの…、、そういうずるいやり方もうやめる』
神「A…?」
『私、絶対にまたみんなで笑ってやる』
神「わたしのこと強い強い言うケド、
Aも充分強いやつアル
わたしも諦めないネ!!みんな取り戻してやるアル」
『やっぱり、家族は長女がまとめてやらないとね
一緒に頑張ろうね』
神「オウネ!!
…、、わたしAに会えてホントによかったアル」
新「ただいま戻りましたー」
神「あ、ちょうど帰ってきたアル!
A、これは秘密ネ!」
『うん、万事屋女子会だからね!』
神「なにアルか!それかっこいいアル!」
『でしょ?』
神楽ちゃん、、
私も神楽ちゃんに出会えて本当によかった
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作者名:おぐら | 作成日時:2019年10月11日 3時