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双子 twenty-six‐過去編‐ ページ26

案内された病室には、

ベットが、ひとつ置かれていた


『お兄ちゃん??』

雷也「 」

璃亞夢『お兄ちゃんっ!!!』

雷也「 」


ベットには、雷也らしき人物の顔に、白い布が、かけられていた

琳乃「らい、や???」

『ねぇ!!!!!!』

璃亞夢『返事っしてっ!!!』

雷也「 」

いくら呼びかけても、雷也は、返事をしない


『ねぇ、死んじゃったの??』

璃亞夢『約束は・・・???』


双子は、ベットの横に行き、

もう一度、雷也に、話しかける

が、

返事は、ない


『このっ、バカ兄っ!!』

璃亞夢『なんでっっ!?』

『約束を、守ってよっ!!!』

ついに、双子は、大粒の涙を流し、

崩れ落ちる

璃亞夢『なんでっっ』

『抵抗、したのっ!?』

璃亞夢『お金なんてっ!!渡しちゃえば、よかったのに・・・』

と、いい続ける

クライヤと、琳乃は、静かに、涙を流している


双子『ッ!? お、兄ちゃん???』

双子の頭に、雷也の右手が、ベットから落ちて、乗っかる

まるで、泣くなと、言うように


ガラッ

「失礼します。」

病室に、白衣を身にまとった、男が入ってくる

クライヤ 「貴方は??」

「医師の葉月です。」

雷也「雷也は」

「・・・・・・即死でした。本当に、申し訳ないです。」

今にも、泣きそうな顔で、伝えてくる

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作者名:流璃亞 | 作成日時:2015年1月29日 19時

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