命令:学院の魔女を１週間以内に見つけて下さい【月永レオ】

魔女の正体のヒント1＊2 ページ6

＊



「魔女の正体のヒント？」



そう一言言ってからうーんと頭を唸る真緒を見て少しだけ和む。

何故か真緒を見てると癒されるのだ(変態じゃない)




あの後スバルに"魔女のことならサリーがよく知ってる"と言われてから、全速力で生徒会室へ来た。

周りの目が少し気になるが、そんなこと気にしない。





今は英智が入院していて居ないから、私の敵は敬人ただ一人だ。

敬人は渉と二人で、"女装した渉が友也の前で踊る"と言うドッキリをしようとした時にこっぴどく叱られて以来苦手だ。好きだけど。


あの時渉は綺麗な言い訳をして逃げた事を私は忘れて居ないぞ…！



まあ、あの後渉の髪の毛を一本抜いてやったから良いのだが。(良くない)


「魔女って、俺は直接会った事ありませんけど、不登校だって聞きましたよ。」



不登校？


私が真緒にそう聞き返すと真緒はそうです、と頷く。


「去年から、不登校だと、蓮巳先輩が言ってました。」


ほら此処に。




そう言って折られたメモを私に見せる。


メモには敬人の字で、


【月永より:●●、退学をすると連絡】



と書いてあった。







名前の部分が綺麗に黒のペンで消されている。

まあ、個人情報だから当然か、何て優雅にメモを見ていると、あることに気がついた。









…ん？









…退学？





…

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