【テニプリ】青学のツンデレマネージャー

負けず嫌いな奴ら ページ11

＿＿＿
＿


《青学ー!!ファイ!!オー!!》


コートでは声援が響いている



10日後に迫った地区予選に向けて部員達は日々汗を流していた



竜「…何だい、その球出しは」



突然現れた顧問にみんなは慌てて挨拶する



竜「まったく ちんたらしてんじゃないよ！！」



そう言うと竜崎先生は球出しのボールを何個かもち、素早く打っていく




竜「ほらぁ声はどうした！！」



どうやら気合が入っているらしい



手「よし！！全員整列だ！」



手塚の一声でみんなが集まり並ぶ




菊「あれ、Aちゃんがいにゃいぞ〜」



不「ほんとだ…いつも居るのにね」



竜「静かに、＿＿_」



部員達を静めて、地区予選で決して油断するな、と話をした



それを聞き終えた手塚がコートの割り振りを言うがそれを竜崎先生は遮る



竜「ちょっとお待ち…お前たち(レギュラー)にはこいつらに、とっておきの練習メニューを頼んでおいた」




こいつら、という単語に困惑するレギュラーたち




だが答えはすぐにわかった



《乾に朔間!!？》



乾「やぁ」



二人して大きめのダンボールを抱えながらやってきた



乾「全国大会までの今後の長い試合を乗り切るには まず、足腰の強化から」



『はい、これ足首に付けてね』



レギュラー一人一人に渡されたのは250ｇの鉛が2枚入ったパワーアンクルだった



乾「両足に1kgの負荷がかかるよ」


桃「ふーん そんなに対した重さじゃないッスね」





『どうだろうね』



ふふ、と微笑むA


越前に至ってはピョンピョン跳ねている



『次は練習の説明をするわ』



赤・青・黄のカラーコーンと、その3色が溝に塗られているボールを用意したわ


ボールと同じ色のコーンに打てれば練習完了よ





菊「にゃるほどね…黄！」



動体視力の良い菊丸は簡単そうに当てていく




一年「さすがレギュラー組！」



大「動体視力に関して英二の右に出る奴は…」


『それが…いるわよ』


不「隣のコートの彼」



３人が見た先には越前が練習していた




越「青」



彼もまた正確に当てていく



だが



『そろそろね』


大「なにがだい？」



すると菊丸と越前の動きが一瞬止まった



乾「体力が落ちると判断力も鈍る」



菊「なんだ こりゃ急に足が重く…なる程 こりゃキツいかも…あ、赤」



乾「…菊丸それ青じゃない？」


菊「え？あれウソ……＿わ！！」


まんまと騙された菊丸



『(私もやってみたい…)』

・→←朔間の噂

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す