ヨコハマの夜兎ガールは今日も元気です！【文スト×銀魂】

夜兎ガールと事件解決 ページ26

敦side

｢誰だか知らないが無責任に云うな！
みんな死ねば良いンだ！｣

爆弾魔は僕の方にスイッチを向けながら叫ぶ

控えめに云って､とても怖い



｢ぼ僕なんか孤児で家族も友達も居なくて
この前その院さえ追い出されて
行くあても伝手も無いんだ！｣

｢え⋯⋯いや。それは｣

｢害獣に変身しちゃうらしくて軍警に
バレたらたぶん縛り首だし
とりたてて特技も長所も無いし誰が見ても
"社会のゴミ"だけど｣

爆弾魔の言葉を遮り語り続ける

｢ヤケにならずに生きてるんだ！｣






───絶対に人質のを助ける！





_____________________________________________


｢ヤケにならずに生きてるんだ！
だ、だだだから｣


GREENダ〇ラ?←


｢ね､だから爆弾捨てて一緒に仕事の探そう｣



怖ぇ!!中島瞳孔開いちゃってるヨ!?
もろ土方じゃん！ニコ中マヨラーじゃん!!←


｢え、いや ボクは別にそういうのでは｣

谷崎くぅぅぅぅンンン!!???←

素っ!素が出ちゃってるよ!!?
矢っ張りヘタレなのか！


しかし、爆弾魔(笑)に隙が出来たので

｢(今だ)｣

｢手帳の頁を消費(つか)うからムダ撃ちは
厭なんだがな⋯⋯！｣


【独歩吟客】


国木田は手帳に何かを速筆し､その頁を破る

｢手帳の頁を_______________









鉄線銃(ワイヤーガン)に変える｣


国木田が異能力を使って作り出した
鉄線銃(ワイヤーガン)を谷崎に
向けて放った


放たれた"それ"は爆弾のリモコンを奪い取った


｢なっ⋯⋯｣

当然奪われた当人は､何が起きたか判らない
と云う顔をする


次の瞬間

｢確保っ！｣


国木田は机を乗り越え､谷崎の胸ぐらを
掴んで地面に叩き付けた

背中から打ち付けられた谷崎は一回転し
うつ伏せの状態になると同時に
国木田によって拘束された





『(うわっ痛そ〜)』

あれ､デジャヴじゃない?これ←


｢一丁あがり〜
はいはい皆さんお疲れ様ぁ〜｣

物陰に隠れていた太宰がにこやかに
笑いながら出てくる
その場に居た全員が安堵の溜息を着いた



否_______________


｢何が《一丁あがり〜》だ｣

｢??｣

国木田(こいつ)を除いた全員である


｢《今だ》とか《確保》とか云っているだけで
全然働いて無いではないか｣


確かにそうだ

｢それはしょうがないよぉ
だって国木田君は__________






ジャンケンで負けたんだから｣

太宰はニヤリと笑って云う

｢貴様⋯⋯ｯ!｣



うん､取り敢えずさ







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