【銀魂】女隊士と愉快な仲間達６４

３００１話 ページ8

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☆ 寺門side ☆



バラエティ番組の収録を終え、猛スピードで向かった先は次の現場。そこは最近オープンしたばかりの、お高い結婚式場だった。かつて一緒にユニットを組んだAさんのご友人のお誕生会が行われるらしく、その特別ゲストとして呼ばれたのだ。

漸く到着した控え室で一息ついていると、何故か式場の騒がしさがここまで響いている。どれだけ盛り上がっているのだろう、とワクワクしながらスタッフの方々と共に支度を済ます。



寺門「でも、凄いなあ。お友達の為にこんな大きな式場を押さえて、ウェディングドレスも特注で作ってあげるなんて」



何て友達想いの優しい方なんだ、と感動していると「お通！緊急事態よ！」とお母さんが言う。なになにと若干焦りながらも問うと、事前に渡されていた台本の通りに事が運んでいないのだとか。リハーサルも入念にこなしたりしていたが、それの意味が無くなった、という訳。



寺門「式場で何が起こってるのかは分かんないけど、どんな事が起こっててもちゃんとこなせるよ！」



「大体、それに対応出来てこそ芸能界を生きてける理由になるだろうし！」と前向きに返答すれば、黙って頷く。「取り敢えず、待機していて。状況を把握してくる」そう言ってお母さんは少し嬉しそうに控え室を出て行った。



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